自虐ネタが、タモリさんの話法。

自虐ネタが、タモリさんの話法。
タモリさんの成功術」内藤 誼人著より。
タモリさんは自分をネタにして周囲の人を笑わせるものが多いようだ。しかも自己卑下も的や自虐的なものだった。
自分を相手や視聴者にさり気なく低くみせるという話法を身につけていたのだ。会話も自然体が一番だったのだ。自分を必要以上にカッコよく見せようとすると、ほぼ間違いなく失敗するそうだ。気をつけねば。
また、自虐ネタは、なるべく最初のほうに出した方がよいというデータもあるようだ。そうすることで、相手からも親密感を持ってもらえるということだった。まずは、自分の失敗談を見つけておかねばな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お付き合いする人間は、なるべく自分と似た人を選ぶのがベターだ。
タモリさんの成功術」内藤 誼人著より。
確かにその方が、話しやすい。またムリをしないで話すこともできる。
ムリをしないのが、人生を楽しむコツでもあるようだ。
そういえば、この本は文庫本で古本屋で買ったものだが、数年前に単行本でも読んだことがある。しかし、内容はすっかり忘れていたから、再度読んで得をした気分でもある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あえて奇行を演じて、自分のつまらない殻をぶち破れ。
タモリさんの成功術」内藤 誼人著より。
これは、小タイトルそのものだが、別に詳しいコメントも必要ないかもしれない。ついつい私たちは、無意識のうちに、自分をよく見せようと、実力以上に見せようとしがちらしい。それは頷ける。しかし、そんな見栄やプライドはない方が楽なのだろう。むしろ恥をかくようなことをしてみればいいいのだという。
むしろバカなことができることは、実行力、勇気、器の大きさがあることを示しているからだという。それができれば自分をもっと大きくできるのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だれもやらない、だれもできないことをやれ。
タモリさんの成功術」内藤 誼人著より。
これも小タイトルにあったものだ。もしそれができれば、気持ちがいいことは確かだろう。タモリさんと類似のキャラクターはほかにはいないところが、長年人気の秘密でもあるだろう。
また、さんまやたけしにも同じことがいえそうだ。タモリさんは自分をブランド化することに成功していたのだ。
ほかの人が、コピーできない仕事をやっているのなら、その仕事は自分ひとりで独占できるのだ。仕事でも自分だけしかできない特殊技能を持っていれば、ほかの人と競争する必要もない。だから、のびのびと仕事もできるはずだ。
誰とも競争することのない点を探すのがポイントだとここにはあった。競争のないところで勝負するというのもありなのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
仕事と遊びの境界線をなくせ。
タモリさんの成功術」内藤 誼人著より。
仕事が大好きな成功者たちは、仕事と遊びを区別しないそうだ。仕事=遊びになっていることが大事らしい。そうなれば、仕事も楽しいはずだ。
自分のことを振り返れば、営業をしているときは、そんな気持ちでやったものだった。だから、自分が楽しいほど、いい結果もついてきたと思える。
仕事というラベルを貼るのではなく、遊びというラベルを貼ると、仕事に対する印象も大きく変わってくる。しかも、気持ちがいい疲労感があるものだ。仕事もちょっとした工夫で楽しくもなるものだ。これをラベル効果というらしい。