臍下丹田を温めると他人に対して寛大な気持ちになれる。

臍下丹田を温めると他人に対して寛大な気持ちになれる。
「1分で大切な仕事を片づける技術」齋藤孝著より。
別の小タイトルには、「疑似コタツ感覚」が心を支えてくれる、ともあった。これは使い捨てカイロをうまく利用することの効用のようだ。
気分的なイライラを生みやすい状況は大きく分けて3つあるという。それらは、寝不足のとき、空腹のとき、お腹が冷えているときだそうだ。なるほどと思える。
寝不足や空腹は睡眠と食事をしなければ改善されないが、お腹を温めるだけなら、使い捨てカイロが一つあれば足りるという。
また、時には温かい飲み物を手に持って、飲むというのもありだろう。手先が温められれば、心まで温かくなると錯覚できるだけでも効用がありそうだ。

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着目するのは、「単語」ではなく「キー語句」。
「1分で大切な仕事を片づける技術」齋藤孝著より。
この本の4部では「整理&情報収集も1分でこなす」とあった。それができれば、仕事もはかどりそうだ。例えば、本や資料を読む際にも、すべてを読む必要はないのだった。
大切なことは、早くキー語句を探すことだったのだ。それらは、タイトルや帯、見出し、解説文などに頻繁に登場しているという。
それで本全体のキモが素早くつかめるそうだ。しかも、それを1分で人に解説することもポイントだった。そのことで、情報サーチ力と伝達力が鍛えられるようだ。
結果的に中身を説明することで、自分にはより強く印象に残すことができるのだった。まずは、自分が理解しないことには、人には話せないだろうな。

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本の利点は、モバイルなところにある。
「1分で大切な仕事を片づける技術」齋藤孝著より。
本とモバイルは別物だと考えがちだが、そうではなかった。むしろ本はどこにでも持って出かけられるから、便利なものだった。確かに外出の際に、本がないともったいない気もする。
移動時間や人を待つ時間はそれで有効に使える。ここでのタイトルは「もったいない隙間時間を1分読書で埋めよう」だった。別に1分にこだわらず、本は時間を無駄でなくしてくれる。
また、家でもよく使う本は手の届くところに置いておくのが便利だ。本棚に入れてしまうと、なかなか使いづらいものだ。

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読書こそが、心にプラスの変化をもたらす。
「1分で大切な仕事を片づける技術」齋藤孝著より。
隙間時間を埋める最大のツールは、インターネットと携帯電話だ。簡便に最新情報を得るには、これほど便利なものはない。しかし、実際に電車やバスで目にするのは、ほとんどがゲームかラインのようだ。これではただの時間つぶしに過ぎないとも思える。
また、最新情報はいくら追いかけてもキリがないというのも確かだ。それはどんどん更新されるからだ。つかんでもあっさりと消費されてしまう。なにも残らないような気もする。
目の前を通り過ぎていく情報よりも、むしろ本からの栄養を身につけるべきだというようなことを齋藤氏は主張している。本から得た知識は一生ものになることもある。
個人が渾身の力を込めて書き上げた1冊からは、メッセージも感じられる。また初めて知る知識もネットよりも厚みがるようにも思える。
本なら、気になった箇所にさっと線をひくことも、ページを折り曲げることもできる。また、その場で書き込むこともしばしばだ。ネットでは、それが素早くできないものだ。
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周囲の評判のいい人が、成功する。
「技術の鉄人 現場の達人」牧野昇・中谷彰宏著より。
成功者は評判がいいということが条件なのだろうか。逆に考えればわかりやすい。つまり評判が良くなければ成功するのは難しいということになる。
たとえ、会ったことがなくても、ネットで知り合いになっている人でも、交流を続けるうちに人柄は伝わってくるものだ。
また、そんな人たちとは、長く交流を続けていきたいとも思うものだ。そんな知り合いも人生の楽しみの一つともいえる。
利害関係のない人とも普段からいい付き合いをしていくことは大切なことだった。その基本はやはり挨拶ができることだった。黙ってむっとしていると、それだけで評判は落ちるものだ。損をしてしまうから、気をつけねば。明るい挨拶を心掛けたい。

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情報は、お刺身と同じ。
「技術の鉄人 現場の達人」牧野昇・中谷彰宏著より。
何が大事かといえば、生ものだから鮮度だろう。とれたての素材と芸術的な盛り付けがコツらしい。
旬のモノ、誰も知らないモノが、価値を持っているのだった。情報は瞬く間に古くなってしまう。新聞も昨日の記事はもう価値がない。やはり独自に手に入れて加工、編集した情報がもっとも価値があるのだろう。
だから、インターネットでどこかから得た情報はもうそれだけで価値がないということになる。自分の足と手を使って作り上げた情報こそが人に感動を与えることができると思う。