わずか15秒でも濃密な情報を詰め込める。

わずか15秒でも濃密な情報を詰め込める。
「1分で大切な仕事を片づける技術」齋藤孝著より。
これはテレビCMのことだった。だから、もし1分ならさらにいろいろなことが盛り込めるというわけだろう。やろうと思えば、1分で多くのことができるという。
CMには15秒の間に考えられるだけのアイデアが注ぎ込まれているという。しかも、それは万人ウケする必要もあったのだ。
単なる商品名の連呼ではなく、ストリーになっているものもある。人気シリーズは見ているほうもなんだか次を期待してしまうほどだ。
たまには1分を意識してものごとを片づけてみたいものだ。短いような長いような気もするが、それは気持ちの持ちようだろうな。

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1分に集中する習慣が能力をアップさせる。
「1分で大切な仕事を片づける技術」齋藤孝著より。
筆者は、1分だけ集中したら、残りの59分はルーティンワークに徹してもよいという。しかし、その時間は次の1分への準備期間ということだった。
大事なのは中身の濃さなのだろう。だらだらしていたら、時間はあっという間に過ぎてしまう。
イメージとしては、サーキットトレーニングに近いという。1周400メートルのトラックをぐるぐる回るだけではスピードアップには結びつかない。
そこで、350メートルは軽く流して、最後の5メートルだけ全力疾走するのが定番メニューだった。この弛緩と緊張の繰り返しが、心肺機能と脚力を鍛えるのだった。

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プロのスポーツ選手や職人は、一流の人ほど道具を大事にする。
「1分で大切な仕事を片づける技術」齋藤孝著より。
逆に言えば、素人ほど道具に神経を使わないのだろう。プロは、最良の道具を整えてこそ、最良のパフォーマンスを発揮できることをよく知っているからだった。
昔から言われる言葉に、弘法筆を選ばずというのがあるが、実際はプロほど道具にこだわるのだろう。
そこで、齋藤氏は「1分仕事術」を道具と見立てて、それを磨くことが一流のビジネスパーソンの条件だとも考えていた。
なるほど、1分をワザ化できるかどうかがポイントらしい。ワザとなれば、道具の1つとなるのだろう。