「コーチ」は、人を教える専門家だ。

「コーチ」は、人を教える専門家だ。
「人を動かせる人の50の小さな習慣」中谷彰宏著より。
スポーツ部門ではあるのが当然だろうが、会社組織ではコーチという役職はない。またそれは上司でもなかった。
コーチという概念は漠然としていたが、人を教える専門家で、知識や技術を与え、意識を変える専門家だったのだ。
タイガー・ウッズのコーチは、レッスン・プロだった。当然上司ではなかった。実
力は当然ターガー・ウッズのほうが上だった。しかし、レッスン・プロのアドバイスによって実力がますます伸びるのだった。
それはかつて、イチロー選手がオリックスに在籍していた時に、新井コーチが彼を育てたことも似ている。コーチのアドバイスで、イチロー選手の才能はさらに花開いたのだろう。
つまり、コーチの誇りは、素晴らしい才能を作ることでもあったのだ。しかも、一流のコーチはあいつは、オレが育てたとは絶対に言わないらしい。いいコーチとの出会いも大切なことだろう。

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変化も問題もなければ、リーダーは要らない。
「人を動かせる人の50の小さな習慣」中谷彰宏著より。
問題や変化を避けていたのでは、リーダーの存在感はないのだった。筆者はリーダーはトラブル解決係だともいう。まさに、そうだろう。
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大事なことは、リスクを背負って部下にチャレンジさせることだった。そして、トラブルが発生したら出向くことが必要だった。
問題や変化が発生しないようにするのは、監視だったのだ。プレーさせてミスをフォローするのが管理職の仕事だった。リーダーは常に、ハイリスク・ハイリターンだというのもわかりやすい。

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男は道楽の一つや二つは持つものだ。
「ちょっと硬派な男の生き方」川北義則著より。
一般的に、あなたの趣味は何ですか?と聞かれることはあるものだが、道楽は?と聞かれることはめったにないものだ。道楽というとなんとなく危ないイメージがしたりするのだろうか。
ここでは、趣味と道楽の違いについて簡単に述べられていた。なんとなくは想像できてもはっきりと文字で目にしたことはなかった。
趣味はお行儀がよくて、常識を外れることがないようだ。しかも、個人のお小遣い程度の投資で楽しめるものだった。道楽は身の程知らずにお金を費やしてしまうもので、それほどのめりこんでしまうものらしい。だから趣味もお金をかければ立派な道楽にもなりえるのだ。

偉大な発明や発見も道楽から生まれているということもいえるようだ。すきな研究にどっぷりつからなければ、発見はできないだろう。道楽の感覚があったからこそ継続できたともいえそうだ。

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何かを「創る」ことこそ、人生の充実。
「ちょっと硬派な男の生き方」川北義則著より。
この本の最後の部分にあったフレーズだった。何かを創っているとき、男は充実感を感じるようだ。それは男だけと限るかどうかはわからないが、確かにそれは言えそうだ。
とにかく、何でもいいから、「創る」ことに取り組んでみればいいと提案している。単に「作る」ではなく、創造するというところに、自分らしさが感じられる。
時間を費やして、ただ消費するだけの時間の使い方では、飽きがくるらしい。やはり新しいことを作り出すという生き方がいいのだろう。
例えば山登りするなら、四季ごとに登って写真を撮り、自前のカレンダーを作るというのも一案だった。エッセイを書くのも創造だ。農業も創ることだった。
サラリーマン時代にはできなかったことにチャレンジするいい時間かもしれない。