「頑張れ」は、リーダーが使うべき言葉ではない。

「頑張れ」は、リーダーが使うべき言葉ではない。
「人を動かせる人の50の小さな習慣」中谷彰宏著より。
それを言うのは二流のリーダーだったのだ。そう言われると部下やチームはだんだん疲れてしまうからだ。自主的なやる気も失せるだろう。
大事なのは部下が頑張れる環境を作ることだった。営業をやっている経験からもそれは理解できる。営業部門なら、そこのリーダーは部下がやる気が出るようにノセることが大事だと思われる。
うまくノセられた営業マンはそれならやってみようという気になるのだ。ここでは、リーダーは、部下が今一番求めているものを、その時々で感じ取ることだった。

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一流のリーダーの条件は、コミュニケーターであることだ。
「人を動かせる人の50の小さな習慣」中谷彰宏著より。
コミュニケーションンで一番大事なのは、雑談ができることだった。たわいのない雑談ができる上司ならいろいろなことも話しやすい。
二流のリーダーは部下と真剣な話しかできないという。なるほどそれは言えるだろう。商売も同じで、商品のことしか話せない人は面白味がない。
やはり商売の話以外に、雑談や面白情報を与えられる人の方が親しくもなれる。その結果が営業成績にも反映することが多い。
リーダーには、ある意味いいかげんさも必要だった。いつも完璧すぎると窮屈に思える。ここでは雑談を振られなくなったリーダーは、二流だとも述べていた。

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二流のリーダーは、仕事を生み出す。
「人を動かせる人の50の小さな習慣」中谷彰宏著より。
二流のリーダーは、部下にたくさんの仕事を与えようと考えるようだ。実はそうではなくて、部下には楽で面白い仕事のやり方を見つけてあげることだったのだ。
そうすれば、いい仕事もできるのだろう。一流のリーダーは、部下と一緒に仕事の新しいやりからを生み出していくようだ。
いくら仕事をしても、新しいシステムを生み出さなければ、意味がないとまでいう。ただ単にたくさん仕事をしていればいいというわけではなかった。

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仕事ができる人は、うまく手抜きができる。
「人を動かせる人の50の小さな習慣」中谷彰宏著より。
そして、手抜きの究極が、コンピュータだった。確かにさまざまな作業もパソコンがあれば、効率的に出来ることも多い。素早い判断でパソコンに作業を任せられれば、自分自身もっと創造的な仕事もできるものだ。
二流の上司はしばしば部下を酷使しなければ損だと思うらしい。それは最悪のことでもあった。むしろ一流の上司なら、部下にはしなくてもいいことを指示できる人なのだ。
5つやらねばならないことがあるなら、むしろ3つのことに力を集中させた方が、より精度は上がるのだった。それが1つならもっと集中してできることになる。実際やる必要のないことも日々の仕事には多いものだ。