会社を辞めても一緒に遊んでくれる友だちがいるか?

会社を辞めても一緒に遊んでくれる友だちがいるか?
「男はお金とどうつき合うべきか」川北義則著より。
今まであまり考えたこともなかった。しかし、これからは一人でも多くそんな友だちを持っていたいものだと思った次第。会社以外でも友だちがいれば楽しい時間を共有することができる。
定年後に、改めて友だちをつくろうとしても難しいらしい。一番いいのは学生時代の友だちや趣味の仲間だという。仕事抜き肩書抜きでつき合える人間関係を作っておくことが必要だという。
そのために必要なお金は惜しんではいけないようだ。それは老後を楽しく生きるための、大事な生き金の使い方だそうだ。なるほどそうだと思った次第だ。

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身銭と会社の金では、天地ほどの差がある。
「男はお金とどうつき合うべきか」川北義則著より。
つまり経費をつかったところで相手には通じないということだろう。しかし、それが自腹であれば、相手には通じるものらしい。身銭を切れば、人は必ず恩に着るからだった。
とくに営業の仕事では、販促用のグッズや粗品が用意されることもある。しかし、しょせんそれは、会社の金で用意されたものだから、お客さんには対してありがたがられない。
むしろ、安価でも自分が買ったものであれば、気持ちも通じるものだ。身銭を切った手土産のほうが、会社の経費で用意された粗品より効果はあるだろう。
かつて、営業をした経験からも、それは実感としてわかる。だから、販促物もいつも手作りを心掛けたものだ。また、そのほうが自分も楽しかったからでもある。

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昨日と同じ今日を繰り返していたのでは、人生は何も変わらない。
「男はお金とどうつき合うべきか」川北義則著より。
これはかなり幅広い意味で使えそうだ。さまざまなことに当てはまる。たとえば営業なら、いつも同じパターンでアプローチしても結果はたかが知れている。
新規開拓もノルマのギリギリでは対して期待は持てない。むしろその数倍をやってこそ期待はできるものだ。人と同じことをやっても大した違いはないものだ。
どれだけ人と異なった努力、創意工夫ができるかを問うべきだろう。筆者は人生を変えたかったら、自分を変えるしかないとも述べている。
さて、ここでは貯蓄について述べられていた。「収入―貯蓄=支出」ということで、残りのお金で生活するというふうにすべきだという。支出から余ったお金を貯蓄に回そうとしても無理らしい。やはり給料天引きが理想だろうな。