トレーニングは必要だが、実戦もトレーニングの一つである・・・

レーニングは必要だが、実戦もトレーニングの一つである・・・
「スピードシンキング」鷲田小彌太著より。
芸でも思考でも、だらだらと稽古を積むだけではスピードアップにはつながらないようだ。いくら練習名人、稽古場横綱と言われても、まったく意味がない。
大事なのは、いつ幕が上がってもいい、という覚悟でことに当たることだった。欧米人は議論に強いといわれるのは、小さいときからディベートの訓練をしているからでもあった。
だから表現力が豊かでスピーディでもあるらしい。人前で時間を限って自己表現するには、何よりもスピードが要求される。 
たとえば、5分間で考えて、回答したことがベストだということらしい。必ずしも時間をかけたからと言って、最高の答え提案が出るとは限らない。完全無欠な回答などないのだ。ならば、スピードと量でアピールすることも必要だろう。

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表現したいことがあるから表現するのではない。表現するから、もっと表現したくなる。
「スピードシンキング」鷲田小彌太著より。
書き手のプロがこういうのだから、まず間違いはない。また別の本でも同じような意味の言葉を読んだ覚えがある。これは考えが枯渇しない人の共通項らしい。
どんどん書けば書くほど、次のテーマが見つかってくるということだろう。ある作家も、1冊書くと、その後も数冊書けるともいう。やはり、書くことで頭に刺激が起こるからだろう。
つまり、頭の中だけで思って、書かなけば書くことも生まれないことになる。実際、パソコンで書くよりもペンを持って紙に書いた方が、連想が浮かびやすい。
書くほどに量は増えるが、同時にスピードも増してくるということだった。やはり乗ってくれば、スピードアップにつながる。ちょっといたメモからのスタートでもいいのだ。