本を買うことをケチる人に高速思考の「神様」はやってこない。

本を買うことをケチる人に高速思考の「神様」はやってこない。
「スピードシンキング」鷲田小彌太著より。

まず筆者は本を読むことをすすめている。人と会話や議論をする場合、耳学問や自分の体験だけでは不十分だった。読むときも自分の思考生理にあった人の本を読むといいようだ。
そして、ジャンルはなんでもいいので、いい本、いい著者に出合ったと思ったら、その著者のものを読みあさることも勧めていた。
司馬遼太郎歴史小説は癖になるかもしれない。それは議論の宝庫にもなるらしい。また疑って読むことで、理解度は上がるともいう。自分に合った本に出合うためにも、いい会話をするためにも読書は習慣づけたいものだ。

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あくまでも、頭は回転速度の速い荒馬でなければならない。
「スピードシンキング」鷲田小彌太著より。
実に面白い表現だと思った次第。頭と荒馬がどういうことだろう。つまり荒馬のすごいところは、どんな障害物をも乗り越えようという闘争心だった。
自分で超えるべきハードルをうんと高く設定することだった。筆者はある編集者から「定年後1から始めて一流の学者になる方法」というテーマで書いてほしいという注文があったという。
これはかなり無謀な設定だと思われたそうだが、鷲田氏は困難だからこそ挑む価値があると思ったそうだ。そして、レジュメは半日かからずに出来上がったという。
つまり高速思考を御すには、困難なテーマを設定し、的確なレジュメをつくることができるかどうかにかかっていると指摘している。
レジュメは、テーマにあわせて、キーワード、キーフレーズを設定することだった。また展開に即してコンテンツ(目次)をつくるという。