超一流といわれる人ほど人一倍エネルギーに満ちている・・・

超一流といわれる人ほど人一倍エネルギーに満ちている・・・
「全身発想論」齋藤孝著より。
できる人、というのは人間関係力があるという。どんな仕事も一人ではできない。そこで必要なのが人間関係だ。それが上手な人は仕事もできるということにつながる。
人と関わりあうことで刺激が得られ、アイデアも生まれたりするのだろう。また人と出合うことで元気になることは多い。
齋藤氏がかつて毎週テレビで会っているビートたけしさんは、実に元気にあふれているという。常に手首や首を動かしながらもいろいろと勉強しているらしい。
そして次々と新しい企画を提案しているのだ。体を動かすことがクセとして身についているらしい。ここでのタイトルは「人間関係力を高める、元気エネルギー」とあった。ふと「元気があれば何でもできる」というアントニオ猪木の名言を思い出した次第。

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研ぎ澄ますべきは脳ではなく身体なのである。
「全身発想論」齋藤孝著より。
仕事というと、ついつい頭で考えることを優先しがちだ。しかし、むしろ体を使うという感覚でやるほうがいいようだ。
スポーツにはウォーミングアップが欠かせないが、ビジネスも同様だという。仕事にはすべて体が基盤になっているからだった。
ここで筆者がすすめているのは、特別な筋トレでななく、10秒のビジネス体操だった。それは身体の一部、たとえば手首、足首、肩などを回したり、また呼吸を意識して深くしてみることだった。
こんなちょっとしたことでも、身体が目覚めて感度が高まるらしい。それでこそ、仕事ではアイデをすぐに実行できるしなやかさができるようだ。試してみる価値はありそうだ。

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身体を動かして覚えた知識でなければ、文字どおり“身につけた”ことにはならない。
「全身発想論」齋藤孝著より。
ここでのタイトルは「モチベーションの源泉は身体だ」となっていた。身体が充実しているからこそ、やる気も出てくるのだろう。やはりちょっとでも気にかかることがあれば、ベストな状態では望めない。
時間を費やすことより、仕事に対する姿勢や気分が重要だという。つまり量より質ということとも似ている。いくら時間をかけたからと言って、仕事の質がそれだけいいとは限らないからだ。ポイントは集中力かもしれない。
人間の精神状態は、「知情意」の三要素で決まるようだ。「知力・知性」。「感情・情緒」。「意欲・意志」だった。しかし、そのベースとなっているのは身体だったのだ。
そこで、筆者は「知情意体」を意識すべきだという。ビジネスの中心には脳よりもむしろ身体を据えるべきだと主張していた。やはり、体を動かして覚えたことは忘れないし、その経験を語れば説得力も違ってくるものだ。