何でも「いまは・・・つつある」で考える。

何でも「いまは・・・つつある」で考える。
「できる男は「常識」を信じない」川北義則著より。
つまり、これは現在進行形で考えるくせをつけるといいという意味だった。たとえば、能力がない、自信がない、お金が足りない、などは「いまは能力がない」「いまは自信がない」「いまはお金が足りない」というふうに。
そうすれば、いずれ努力や状況が変われば、うまくいくはずとも考えられる。能力もそれなりに努力を重ねれば、目標に近づくかもしれない。単なるプラス思考ではなく、根拠がある程度考えられることがポイントではないだろうか。
現状に満足できない場合には、それを克服できるように試行錯誤することも大事なことだとも思えてくる。何もしなければ、一歩も進むこともできない。とにかく何らかの行動が現状を変える元になるのだろう。

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仕事を面白い、面白くないで判断するな。
「できる男は「常識」を信じない」川北義則著より。
仕事をはじめた時は、いきなり面白いと感じることは稀だろう。むしろ単純な作業や雑用がメインになっているに違いない。場合によっては、どれだけつまらないと思える仕事に耐えられるかが試されているのだろう。
しかし、考え方によっては面白くできるかもしれない。筆者は経験から次のように述べていた。1、どんな仕事にも面白さはある。2、いつまでも同じ仕事ではない。3、よそへ行っても多分同じ、だという。
私も仕事や職場環境が気に入らなくて、辞めたいと思ったことは何度かある。しかし、ほかに行っても大した能力がないと気がついたことは確かだ。結果的になんとか定年までいることができた。
途中で自分にぴったりと思える仕事に出合えたことはラッキーだった。やはり十年以上継続したからこそラッキーな仕事にも恵まれたのかもしれない。

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「ほとんどの幸せはお金で買える」
「できる男は「常識」を信じない」川北義則著より。
これはかつて堀江貴文氏が語った言葉だそうだ。しかし、これは本当のことでもあるのだろう。「ほとんど」、ということで確かにお金では買えないものもあるということだろう。
ということで、筆者はお金を出せば買える幸せなら、さっさとお金を出して買えばいい
とアドバイスしている。
ゲーテは「財布が軽ければ心が重い」と言ったそうだ。まさにそれは事実だろう。買えなければ、欲しくても我慢しなければならない。また、筆者が納得できる言葉に「金を浪費したり、貯蓄するものはもっとも幸せな人々である」があるという。それでこそ人生をたのしめるのだろうな。
最後の部分では、人生を海に例えて、船に乗っているのが人間なら、船頭はお金だという。そして、よい船頭を持たなければ、楽しい船旅はできないという。これは実にわかりやすい!