同じことを繰り返す努力。

同じことを繰り返す努力。
「できる男は「常識」を信じない」川北義則著より。
しばしばイチロー選手は天才だといわれているが、彼自身はそう言われることが好きではないという。天才とはいっても、繰り返しの天才というのが相応しいようだ。
目標を決め、計画を立て、繰り返し、繰り返し練習することができるのだった。その努力は尋常ではないらしい。それを何十年と継続しているからこその成績だった。
かつて天才と言われた、エジソンも「天才は99%の発汗と1%の霊感」、またチャップリンも「99%の努力、1%の才能」という言葉を残している。
継続的に飽きないで繰り返すことが無意識でできるくらいにならないと、レベルは上がらないようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いまできないことは一生できない。
「できる男は「常識」を信じない」川北義則著より。
だれでも、そのうち「ああしたい」「こうしたい」と思ってはいるももの、ほとんどそれが実現しないことのほうが多い。そのうち、はいつまでたってもやってこない。
しかし、中には実現してしまう人もいるのは確かだ。それは「したい」を先送りしないひとだった。今すぐ着手することだった。その場合、具体的な計画や準備を頭の中で始めることだった。まずは、想像の世界でチャレンジをはじめてしまうことがスタートのようだ。
先送りするということは、もうしたいことを、金庫の中にしまってしまうことだという。しかし、いったん金庫の中にしまってしまえば、二度と金庫から取り出すことはないようだ。
常に想像力をもっていることは、実現に近づくことかもしれない。ある新米医師はいつでもリリーフできるように、先輩医師の手元を見ながら現場の光景を頭に焼き付けて、シミュレーションして、手際よく手術に成功したという例もあるらしい。
物理的に今すぐはできなくても、想像の世界ならいくらでも、イメージで訓練はできるという例だろう。こんな訓練なら誰にでもできそうだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人に、何かをしてやることは、必ず自分に戻ってくるものだ。
「できる男は「常識」を信じない」川北義則著より。
始めから見返りなど求めてやることは、あまり意味がないだろうができる範囲内で、純粋に人に役立ててればと思えることはしたいものだ。
「他人の利益を図らずして、自己の繁栄はない」という言葉は、世界的ファスナーメーカーYKKの創業者・吉田忠雄氏の座右の銘だったそうだ。
戦後アメリカから最新の最新鋭の機械を購入して大量生産体制を確立して、独走できたものの、ライバル会社に販売を任せるという形で共存共栄を図ったという。
結果的に、世界のトップメーカーにのし上がることができたのだ。目先の利益だけを考えなかったことが、その後の発展にもつながったのだ。なかなかできないことだろう。
また他人を優先することは気分もいいということでもあった。人のために尽くしても、自分にも結果的に得になることも多いようだ。損得を先に考えるのはあまり好きではないな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・