マニュアルでは一方通行のコミュニケーションしかできない。

マニュアルでは一方通行のコミュニケーションしかできない。
朝令暮改の発想」鈴木文敏著より。
ダイレクトなコミュニケーションに対して、マニュアルだけでは、その内容をどの程度理解するかは受け手次第ということになってしまうから、徹底はできないという。
マニュアルはまた過去の事例に基づいているので、マニュアルのほうが変化に追いついていけない可能性もあるともいう。そのマニュアルで仕事が固定化、画一化してしまうととても変化への対応などできないという考えだった。なるほどと思わせられる。
だからこそ、質疑応答などを通して納得してもらうことが必要だったのだ。それにはダイレクトコミュニケーションが不可欠なことだった。
ここでは、マニュアルは一つの素材に過ぎないと考えるべきだとあった。大事なのはフェイス・トウ・フェイスで話すことだったのだ。

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七割方可能性が見えたら挑戦する。
朝令暮改の発想」鈴木文敏著より。
何かに挑戦する場合、誰もが成功したいと思っているが、成功の確率が100%ということはあり得ない。いくらそう思っても失敗することはある。
ここでは無謀と挑戦はしっかりとわけて考えるべきだとあった。たしかに混同したら意味がない。
100%成功の確率がなくても、自分が立てた仮説について、自分なりにシミュレーションしてみて、実現の可能性が6,7割方出てきたら挑戦してみることだと、鈴木氏はいう。
大事なのは、仮説を立てて仕事をする習慣を身につけることだったのだ。

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挑戦することで新しいものに出合い、偶然の幸運にもめぐりあえる。
朝令暮改の発想」鈴木文敏著より。
もうこのワンセンテンスだけで何のコメントも必要ないくらいに、言葉が内容が十分ともいえそうだ。
ここでの、タイトルは「挑み続ける生き方こそが人間にとっていちばん大切な財産」となっていた。自分を変えたければ、これまでとは違う自分に向けて、一歩踏み込み、挑戦してみることだと提案している。
大切なことは自分に妥協する生き方ではなく、自分で納得できる生き方ではないかと述べている。やるべき価値がると思えば、信念を持って挑み続けることが大事なことだったのだ。
挑戦しなければ、偶然の幸運などやってこないものだと考えるしかないかな。