陽気であることは、心と体の最高の健康法なのだ。

陽気であることは、心と体の最高の健康法なのだ。
「できる男は「常識」を信じない」川北義則著より。
これは逆のことを想像してみれば、わかりやすい。不機嫌で不平不満ばかり言っていると、体までおかしくなってしまいそうだ。実際体も疲れることだろう。
陽気とは、ここでは少しアホになってみるといいと提案している。というのも、現代人は、どちらかと言えば利口競争をしているように見えるからだそうだ。
その利口とは、頭がいいこと、抜け目がないこと、弁舌が巧みなこと、要領がいいことなどを意味していた。むしろその逆をいけば、陽気になるという。確かにそう思える。
時にはのんびりと、アホになったつもりで何も焦らずに構えることも必要そうだ。すると何か新しい発想も生まれるのではないだろうか。

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努力は何でも「すればいい」というものではない。
いくら努力をしたところで、結果を出せなければダメの烙印を押されてしまう。また「努力とはバカに与えた夢である」と立川談志さんが言っていたそうだ。
いずれにしても、実のある努力ができるかどうかが問題だった。川北氏は、努力を意識しないで努力するのがいいともいう。つまり、好きでやる、楽しんでやるということになる。
ここには、実のある努力の前提条件が3つ挙げられていた。1、楽しんでやること。2、夢中になること。3、努力していることを忘れること、だった。
どれも共通していることがありそうだ。楽しければこそ夢中になれるし、努力などという言葉も忘れているからだ。常にそうありたいものだな。

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「やる気」なんかに相談してはいけない。
「できる男は「常識」を信じない」川北義則著より。
誰でもいつも心身ともに快調だということはありえない。やりたくないこともあるものだ。しかし、それで先延ばししたところで、何も解決しない。
だからやる気のあるなしにかかわらず、しなければならないことは、さっさと始めてしまうのがいいという。あまり考えすぎると前には進めなくなってしまう。
何よりも肝心なことは、思い切ってやり始めることだったのだ。すると自然とやる気も出てることも多い。
もしやる気を待っていると、着手が遅くなり、切羽詰まった状態では決していい仕事はできないものだ。やはりある程度の余裕を持って仕事も遊びもしたいものだな。

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成功者というのは、失敗を喜んでいる節がある。
「できる男は「常識」を信じない」川北義則著より。
誰でも失敗などしたくてするものではない。結果的に失敗だったということがある。その時には、素直に反省すればいいのだろう。
もし、スポーツならベストを尽くしても負けることはある。それは相手が自分以上の力があったということかもしれない。それは失敗ではなく、今後の努力目標ができたと考えることもできそうだ。チャレンジの対象が明確になることでもあるかもしれない。
「仕事はぜんぶ失敗の連続である」と述べたのは本田宗一郎だった。何かを成し遂げた人間は、数多くの失敗をしている。
考え方によっては、失敗は「そういうやり方じゃダメだよ」と教えてくれることだともいう。エジソンも「もう二度と同じ方法で試す必要がないじゃないか」と考えたそうだ。
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想定外こそが人生だ。
「リーダーシップとは言葉の力である」齋藤孝著より。
寺山修司は「明日何が起こるかわかってしまったら、明日まで生きる楽しみがなくなってしまうことだろう」と本の中で述べていた。
いいことだけを期待するのではなく、いいことであれ悪いことであれ、とにかく何かが変化することを楽しみと思えということだったのだ。寺山は何もかわらないことの方が耐えられなかったようだ。
想定外の出会いの連続こそ人生というのも頷ける。リーダーシップとは、予測不可の現実を積極的に楽しめることができることでもあるらしい。なかなか容易いことではなさそうだが。
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「勝負は俺の責任」と言い切れるか。
「リーダーシップとは言葉の力である」齋藤孝著より。
ここでは元プロ野球監督の仰木彬氏を引き合いに出していた。以前から親分肌と言われていた。また名将の一人でもあった。監督在任期間は14年でチームをAクラスに11回、リーグ優勝3回、日本一には1回導いている。
野茂英雄トルネード投法イチロー振り子打法を容認していた。それまでのセオリー通りの枠にはめようとしなかたのだ。
練習は厳しくても、選手には余計なプレッシャーをかけないようにしたらしい。94年の開幕前日には「君たちは勝ち負けを一切気にしなくていい。勝ち負けは俺の責任だ。・・・」と語ったそうだ。
こんなふうに言い切れるリーダーがいると選手も思う存分の力を発揮できそうだ。そして、個性豊かな選手が活躍できる野武士野球を実践したともいわれる。実際こんな監督の下でプレーできる選手はいいとも思える。
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「自分の言葉には力があるだろうか」と自問すること・・・
「リーダーシップとは言葉の力である」齋藤孝著より。
つまりこれができることが、リーダーシップを身につける第一歩だという。そこで、語るべき言葉を持つため、の3つ処方箋を齋藤氏は提案していた。
その1は「15秒プレゼン」だった。全員の前で、15秒ずつスピーチをしてもらうことを学生にやらせたそうだ。簡単そうで難しいという。それには練習が必要だった。
CMも単位は15秒だった。まずはコピーライターのように、言葉を選び何を言いたいかを明確にすることだった。重要なのは、長さよりも自分の言葉でメッセージが伝えられるかだった。
2つ目は、「no○○、no life」の空欄を埋めることだった。Music,Art,Book、Money,などいろいろあるものだ。自分には何だろうと考えてしまう。やはり普段から考えていないと出てこないものだ。Pictureだろうか。
3つ目は「色紙」に書いてみることだった。このわざわざ感が必要なのだろう。言葉をまず選んでおかねばならない。書くという作業があれば、記憶に残るようだ。また、その言葉には嘘をつけなくなるだろう。