「断言力」は、ある種の“魔力”のようなものといえるだろう。

「断言力」は、ある種の“魔力”のようなものといえるだろう。
「リーダーシップとは言葉の力である」齋藤孝著より。
どんなことも断言してしまうと、責任が伴うともいえそうだ。だから、よほど自信がないと断言しにくいだろう。その分、断言には力強さがあるともいえる。
歴史になお残すような優れたリーダーには、その断言力があるということだった。しかし、小さなリーダーなら誰にでもなる可能性がある。
例えば、組織の一員になれば、年数を経ればある程度の責任ある立場になってしまう。それはリーダーともいえる。そこでは人に伝わる言葉は当然必要になる。
やはり曖昧な言葉だけでは人は理解も動いてもくれないだろう。大事なのはスピードと判断力ということだろうな。

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言葉と行動を一致させる。
「リーダーシップとは言葉の力である」齋藤孝著より。
これは言ったり書いたりするのは簡単だが、実行するのはそうそう容易ではない。しかし、しれができるのが優れたリーダーだともいえる。
論語の「巧言令色鮮なし仁」、心にもないきれいごとを述べるよりも、寡黙でも正直・勇敢であれという意味らしい。これがリーダーには必要だと筆者は述べている。
また、リーダーにはそれなりの実績なないと説得力がないかもしれない。それまでに人に見える成果を出しておくことが必要なのだろう。
そして、大事なことは同じメッセージを伝え続けることだともいう。劇団四季の稽古場には「一音落とす者は、去れ!」と手書きされた紙が貼られているという。これは舞台上でのセリフを台本どおりに観客に届けよという意味らしい。
口でも何度も言ったことだろうが、あえて紙に書いて貼り付けて、メッセージの見える化を図ることで、言葉に強さが出ている。

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重要なメッセージを何度も繰り返す。
「リーダーシップとは言葉の力である」齋藤孝著より。
ものごとは繰り返すことで、身についていくものだ。たった一度のメッセージだけでは頭で理解しただけで、行動が伴わないことも多そうだ。
新しいことや斬新なことを言ったところで、それがすぐに実行されるとは限らない。新しいことを繰り返すたびに焦点がずれたら意味がない。むしろ基本を繰り返すことが大事だともいえる。
同じ話をメリハリをつけながら、しつこく繰り返せるかがリーダーとしても大事なことらしい。ここでは、「繰り返し力」ということの重要性を述べていた。単に繰り返すといってもそれなりの工夫が大事なのだろう。