相談は具体的、グチは抽象的。

相談は具体的、グチは抽象的。
『「つらいな」と思ったとき読む本』中谷彰宏著より。
こんなふうに相談とグチを分けて考えたことはなかった。しかし、言われてみればその通りかもしれないと思った次第。
先日、娘からストレスで悩みがあるとメールがあって何度かやり取りをしたので、たまたまこの本が何かのヒントになるかもしれないと思って購入してみたのだ。
しかし、そのストレスの内容がまったく分からないので何度かやり取りをしてみたのだが、具体的にはよくわからなかった。そのため適切なアドバイスも出来ずに終わってしまった。
結局本人もいろいろ頭のなかに浮かんだことを表現できなかったのだろう。そうなると、グチにしか聞こえない。最終的には自分で決めるしかないだろう。やはり相談は具体的でなければならないと思った次第だ。

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1段階でできないことは、2段階でやろう。
『「つらいな」と思ったとき読む本』中谷彰宏著より。
これで思い出すのは、かつて営業でやっていた新規開拓のことだった。売り上げはたとえ少しぐらい適当にやっていても、ゼロということはありえない部署だった。
しかし、新規開拓となるとそうはいかない。適当にやっている限りは、いつまでたってもゼロのままだからだ。だから、その部署で大事なのは新規開拓に力を注ぐことだったのだ。
ところが、現状では本気でそれに取り組んでいる様子もない。そこがなんだか歯がゆく思える。新規開拓は並みの努力では大きな数字を上げることはできない。それなりの創意工夫が必要だ。
いきなり最初の訪問で決めようと思うのが第1段階だろう。ところが実際はそんなに甘くない。だからこそ2段階、または3段階と工夫をしてやるのが実は近道でもあるのだ。それは取り組んでいるうちに身につくノウハウでもある。
しかし初めから取り組まないからちょっとしたノウハウさえも見つけられないのだろう。チャレンジしないのは残念なことだとつくづく思う。

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小さなことを、本気でやってみよう。
『「つらいな」と思ったとき読む本』中谷彰宏著より。
ここでの一行目には次のような言葉が続いていた、“立ち直れる人の発想は、「プロかアマか」です。”と。プロの仕事をするためには年数もかかるものだ。
確かに転職を繰り返しているうちは、ずっとアマで終わってしまいそうな気もする。ある程度自信を持って仕事ができるなら、ハッピーともいえそうだ。
仕事を本気でやれるということは、迷いもないということだった。また運気のある人は、迷いもないというが、まさにその通りだろう。つまり迷っている間は勢いもないからだった。
勢いがあれば、スピードもあり、熱意にもつながり、信頼感も生まれてくるという好循環に入れるのだ。それが当たり前にできるのがプロということだろう。

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「ただの○○」にこだわるから、仕事・習い事が面白くなっていく。
『「つらいな」と思ったとき読む本』中谷彰宏著より。
もし植物を例にするなら、実際関心がない人にとっては、ただの雑草に過ぎないものでも、関心があればいろいろな発見があって楽しい時間を過ごすことができる。
しかも、たかが雑草や野草と思っていても、知れば知るほど奥が深いことが分かってくる。するとますます面白くなってくるものだ。
一つの野草も季節によっていろいろと変化する。春に芽が出て花が咲く、秋にはカラフルな実ができてくる。また紅葉すればまた季節感を楽しめるのだ。
そこには、感動すら味わえるのだ。何気ないものでも、関心を持てば奥が深いものだ。仕事もどこかで、ちょっと工夫すると面白味が増してくるはずだ。それは人とは違う何かをこだわりとして持てるかどうかにかかっているだろう。

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