勝てないところでは勝負はしない。

勝てないところでは勝負はしない。
「なぜ、島田紳助は人の心をつかむのが上手いのか?」内藤誼人著より。
これが勝つための秘策だという。まずは他人にはなくて自分だけにある強みは何かを考えてみる必要がありそうだ。競争しなくても勝てるなら、そんな楽なことはない。
かつて紳助さんは、モノマネができると思って、オール巨人さんに、そのことを話したのだ。すると巨人さんも、ちょっとできると言ってやってみると、歯が立たないほど上手だったのだ。それ以後はモノマネはやめたという。
やはり競争するなら、自分の得意な分野でやるのがポイントだろう。また敵がいなければ、それだけ自分の存在価値を高めることができるからだ。仕事でも、特技を活かせれば、自分でもやる気がでるものだ。
個人的には、営業をやっている時は、売る前にはお客さんとのコミュニケーションが大事だと思って、さまざまな手作り粗品で印象付けたものだった。もちろんそんなことをやっている同僚はいなかった。何よりも、自分が楽しかったものだ。
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「みっともなさ」を武器とせよ。
「なぜ、島田紳助は人の心をつかむのが上手いのか?」内藤誼人著より。
これはなかなかできないことだ。できればみっともないことは隠したいと思うものだ。、むしろ見栄を張った方がウケると思ってしまう。
しかし、実際には弱さをさらけ出した方が、相手には親しみを感じさせるようだ。確かに強いと思っていた人が、恥をかいたり失敗すると親しみを感じたりをするものだ。
紳助さんは、超売れっ子のタレントだったのに、自分のみっともない体験をネタにしていたのだ。弱い自分を見せられるということは、逆に強ささえ感じさせるな。
情けない自分の姿をさらけ出すことで、相手からの人気を勝ち取ることができるという方法もあったのだ。これを心理学では「アンダードッグ効果」というそうだ。つまり川に落ちた犬はかわいそうだから助けてあげようということらしい。なるほどな〜・・・
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目標がなければ、私たちはやる気が出ない。
「なぜ、島田紳助は人の心をつかむのが上手いのか?」内藤誼人著より。
ここでのタイトルは「人生設計ノート」を作れ!となっていたが、なかなかそんなことを考える余裕のないままに、ただなんとなく過ごしてきてしまった。
しかし、仕事でもプライベートでもちょっとした目標があったほうが張り合いがあることは確かだ。いつになったら旅行に行こうという目標があるだけでも、小さいが励みにはなる。
会社の仕事で予算とかノルマと言われることも、ほぼ目標と同じことだ。それがあるからこそ、その数字に向かって頑張る気持ちにもなる。しかも、それは漠然と頭の中で考えるよりも、目標を紙に書きだしたほうが効果的だったのだ。
紳助さんが、芸能の世界に入ったのは18歳でその時から人生設計ノートをつけていたそうだ。そこには、「30竿で漫才をやめて司会者になる」と書いてあったという。
しかも、実際その通りにやっているところがすごい。
また筆者の内藤氏も中学の卒業文集に、将来の夢として「作家」と書いていたそうだ。それを忘れていたが、教えてくれたのは友人だという。そんなこともあるのか、と思った次第。