スピードアップは、受験勉強と同じだ。

スピードアップは、受験勉強と同じだ。
「一流の勉強術」鷲田小彌太中谷彰宏著より。
つまりその意味は、しなければいけない勉強量を、いかに短縮してやるかだからだった。やはり誰でもある程度の基本の量はクリアしなければ受験には通らないからだろう。
ここでは、大前研一さんの言葉を引用していた。「読んでもいいけれども、読む時間を減らして読みすぎるな、最後までの時間を読まずに仕事に生かせ」と言っているそうだ。
これはその通りですね!勉強だといって読む時間ばかり長くなると、実際にそれを仕事でも応用できなくなってしまう。単に勉強だけで終わっては意味がない。
レーニングはやはり試合のためにやるものだ。ここでの結論は「行動するために、勉強をスピードアップしよう」だった。肝に銘じたい。
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本を書くのが人生の一部じゃない。
「一流の勉強術」鷲田小彌太中谷彰宏著より。
これは鷲田さんの言葉だが、中谷氏もそう感じている。中谷氏は年間60冊も本を書いているという。そんなスピードで書ける作家はいないだろう。
またクオリティがあるから支持されるともいえる。しかし、これは能力の半分で、その気になれば120冊はいけるそうだ。
一般の人には本を書くことはあまり身近なことではない。しかし、何かを継続するというふうに考えれば、ある程度の余裕をもってやることは共通しているかもしれない。
筆者は本を書くことで人に会えることが一番大きいともいう。だから本を書くことが最終目的ではないということだった。
やはり人とコミュニケーションをするためには、何か自分らしいツールや特技を持っているほうが有利だとも思える。それはスポーツでも特別な知識でもいいと思える。

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本は、自分のために書く。
「一流の勉強術」鷲田小彌太中谷彰宏著より。
中谷氏はあらゆるジャンルの本を書いている。それはすごいことだ。専門家との交流ができるからこそ、その知識が増えるのだろう。
あとはメモ力がすごいとも思える。仕入れたことをどんどん本の中に取り入れて具体例を述べている。そんなところが理解しやすいポイントだろう。
また、書いた本自体が、完全に自分のノートだともいう。人に話すように書けるのかもしれない。それはすでに作家になっているからいえることだろう。
一般の人は、本ではなくノートやメモに残すことはできる。また、ブログなどのネット上にも残すことができる。それはすべて自分のためでもあるだろうな。
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ネタを見つけるために、書こう。
「一流の勉強術」鷲田小彌太中谷彰宏著より。
確かに何かを書いているうちに、別のことが思い浮かんでくることがある。むしろそちらのほうが面白そうに見えることもある。それが別のテーマで書いてみようというネタにもなるのだろう。
しばしば作家は一冊書いているうちに、次に書く本が見つかるともいう。書いているからこそ見つかるのだ。何も書いていなければ、次もないということになる。
ブログでも同じことがいえそうだ。とにかくPCの前に座ってだらだらと書いているうちに、別のことが思い浮かんでくることもある。あまり疲れている時はダメだろうが。
ここには面白いたとえがあった。それは井戸だった。井戸を掘っていて、横に出てきた別の鉱盤がダイヤモンドだったり、石油が出て来り、遺跡が見つかることもあるという。とにかく井戸を掘り続けることで、何かが見つかるということらしい。

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対談は、脱線したところからが面白い。
「一流の勉強術」鷲田小彌太中谷彰宏著より。
普通の人には対談するというような機会は少ないだろうが、雑談ならしばしばあるものだ。そんな時はたいてい話していることが横道にそれてしまう。それがまた面白い。
例えば仕事に関することで同僚や上司と話すことはあるが、そんな時もその議題やテーマのことだけを話してもつまらない。むしろ予定とは違った話が出てくるほうが臨場感があるものだ。
しかし、“どうしてもこれだけは言っておきたいこと”があれば、忘れないようにレジュメを用意したほうが無難かもしれない。というのも、話が横道にそれすぎて戻れないと意味がないからだ。
言いたいことが言えなければ、その時間はもったいないことにもなってしまう。ここの最後には、「レジュメを離れて、レジュメに返る」とあった。それがポイントだろうな。

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本を読む時も、きっとキーワードを探して読んでいる。
「一流の勉強術」鷲田小彌太中谷彰宏著より。
これは中谷氏の言葉だった、私の場合も似たようなもので、お気に入りのフレーズに出合わないかな、という気持ちで読むことが多い。
その点中谷氏の本にはいくつもの気になるフレーズがあるので、お得感があるかもしれない。ある意味気づきを教えてもらえるともいえる。
中谷氏自身も、何かキーワードができないかという意識で書いているそうだ。人と話す時でも、ちょっとしたキーワードがあれば話しやすいものだ。
ここでの、タイトルは「本を読んでいるのではない。キーワードを探しているのだ」とあった。読書はそれでいいのだろうな・・・
また別のページには「1冊読んで、それが面白かったどうかは、キーワードをいくつマルできたかで決まる」とも語っていた。その通りだと思える。
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仕事をする上で役に立つのは、雑学だ。
「一流の勉強術」鷲田小彌太中谷彰宏著より。
まさにその通りだと思った次第だ。かつて営業の仕事をしている時は、扱う商品そのものよりも、まったく関係がない雑学のほうが関心を持ってもらえたものだ。
商品自体のことなら、むしろ関心があるお客さんのほうが知識を豊富に持っているものだ。だから、あえて知ったかぶりをする必要もないことになる。
それより、自分が最も得意な分野の話題を提供したほうが、商談もスムースに運ぶものだ。コミュニケーションの手段として、雑学はきわめて有効だと思える。
自分が自信を持っている話題ならいくらでも楽しく話すことができるだろう。また聞く方も今まで知らなかったことを知ることができれば、お得感を感じるかもしれない。