仕入れた情報は、誰かに話して定着させる。

仕入れた情報は、誰かに話して定着させる。
「手抜き力」齋藤孝著より。
いくらいい情報や面白い本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまう。思い出そうとしても思い出せないことがほとんどだ。
そこで筆者が提案しているのが、仕入れた情報を誰かに教えてあげることだった。しかも、鉄は熱いうちに打てというのと同様に、記憶が新しいうちがベストらしい。
ポイントはがんばって覚えるのは、頭のムダ使いだそうだ。ただ人に伝えるだけで、情報は定着するだけでよかったのだ。雑談することで、さらに理解が深まるようだ。
必死に覚えることに比べたら、かなりの手抜きということになるか。なるほど!

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 「3」という数字を意識して、シンプル思考のクセをつける。
「手抜き力」齋藤孝著より。
世の中のことは、「3」を意識することで、うまく運ぶことが多いという。確かに多すぎず、少なすぎずというところだ。何かのポイントを3つにまとめるとわかりやすい。
心技体というだけで、なんとなくポイントと思える。信号も3色になっている。正三角形は安定感があるともいえそうだ。
結局、ちょうどいい数字が3ということだろう。たとえば、美味しいレストランがあったら、その理由を3つ挙げるとわかりやすい。味、雰囲気、サービスなどを考えるとシンプルだ。
こんなふうに、ものごとをシンプルに考えるのにちょうどよさそうだ。世の中には3で成り立っているものが実に多いことにも気づく。朝昼夜、一日三食、雪月花、SML・・・
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「好奇心はいつだって新しい道を教えてくれる」
「男が人生で捨てていいものいけないもの」川北義則著より。
これはウォルト・ディズニーの言葉だった。彼は子供のころから好奇心が旺盛だったらしい。絵を描いて、マンガ家ななる夢を持っていたがかなわず、生活のためにアニメ制作会社に就職していた。
その後アニメーターをしてのキャリアをスタートしていた。筆者は好奇心のおもむくままに何でもやってみることで、人生に彩が加わるという。なるほどと思える。
そして、好奇心を活かすために、一人遊びをすすめている。たとえば、コンサート、芝居、映画なども入っている。
私も一人で自転車をこいで散歩をして、自然の草花をカメラに収めるのが好きだ。これも十分一人遊びになっている。いい気分転換にも運動にもなっている。

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つねに学ぶ姿勢が若さを保つ。
「男が人生で捨てていいものいけないもの」川北義則著より。
たとえ同じ年齢でも、実年齢よりも老けて見える人もいれば、かなり若く見える人もいる。その差は、筆者によると向学心らしい。向学心を持っている人は、いくつになっても老けないし、元気で明るい人生を送っているようだ。
向学心とは必ずしも何かを学ぶ姿勢ではなく、好奇心といってもいいようだ。見てみよう、やってみようという気持ちが、若さを保つことになるらしい。これなら簡単そうだ。
読書でも近所のウォーキングでもいいという。学ぶ姿勢は一生持ち続けるのが理想らしい。
明王エジソンは、生涯に1,300もの特許をとったが、やはり年齢に関係なく向学心があったのだ。
80歳を過ぎても、一日の研究時間は16時間を超えていたというから、超人的な人だったこともうかがえる。それも向学心があったからだそうだ。
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「面白いと思ったら即行動」が大切。
「男が人生で捨てていいものいけないもの」川北義則著より。
ここでは、日本植物界の父といわれる牧野富太郎氏のことを引き合いに出していた。94歳の生涯だったが、医師によれば心臓は60歳くらいで、動脈硬化もほとんどなかったという。
最終学歴は小学校中退というから驚きだ。その後東大の講師にまでなっている。学位を得た年齢は65歳だったそうだ。
90歳を超えても植物の収集と分類の研究をしていた。その年齢でフィールドワークをしているのも驚きだ。若さの根源は、植物学への情熱と野山を歩き回った足腰の軽さのようだ。
面白いと思ったら、即行動できる体力は持っていたいものだと思った次第。
ここにあった、「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方をいう」、という言葉も印象的だ。これは米国のサミュエル・ウルマンという実業家・詩人の言葉らしい。松下幸之助座右の銘だったらしい。