失敗をしても、笑ってしまえばネタになります。

失敗をしても、笑ってしまえばネタになります。
「だからあの人に運が味方する」中谷彰宏著より。
まずは、この本のタイトルだが、いきなり「だから・・・」と始まっているが、何が「だから」なのだろうと思ったが、それは読んでいくうちに「笑うこと」だとわかった。
「笑う門には福来る」、ということと似ている。とにかく笑ってしまえれば、いいことが起こるという意味のようだ。たいてい面白いと思える話は、人が失敗した時の話だ。
うまくやった、とか成功した話はそれほど面白いとは思えないものだ。むしろ嫉妬心が起きてしまうかもしれない。一番つまらないのは、自慢話を聞かされる時かもしれない。
こんな人でも、こんな失敗をするのかと思って共感したりすることもあるものだ。ここには、「失敗ほどおいしいネタはないのです」とあった。今すぐ思い出せる笑えるネタってあるだろうか・・・?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも素の表情でどれだけ笑っているか。
「だからあの人に運が味方する」中谷彰宏著より。
ここでのタイトルは、「人が見ていない時に、笑っている人は、運気が上がる」とあった。例えば受付の女性が笑顔でいれば、近づいて行って聞きやすいものだ。別に美人である必要もない。
面白いことがあるときだけ笑うのではなく、何でもない時から笑っていることが運を呼び込むという。人が見ていなくても関係がないのだ。
誰かがいるから笑顔になろう、というのでは不十分ということだった。やはりいくら美人でもムスッとしているところを目にしてしまうと、がっかりするものだ。やはり普段からの表情は大事なのだなと思わせられる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分のことも、他人視すると笑える。
「だからあの人に運が味方する」中谷彰宏著より。
ここには、一番笑えるのは、「笑ってはいけない状況」だとあった。気取った人のチャックが開いていたらなんとなく笑えてしまうものだ。それは他人だからで、自分だったらむしろ恥ずかしくなって焦ってしまうだろう。
心理学では、自分を他人視することを「メタ認知」というらしい。自分を他人視することで初めて笑えるようだ。
ピンチの状態でも、それを他人視できるかどうかがポイントだろう。そうすると失敗談は、けっこう笑えることばかりかもしれない。
笑われることで救われることもある。失敗談、うまくいかなかった話は隠さないほうがよかったのだ。カッコよく見せようと思えば、笑えなくなってしまう。