友だちづきあいのコツは、自分をさらけ出して、ガラス張りにすること

友だちづきあいのコツは、自分をさらけ出して、ガラス張りにすること・・・
「なぜ、島田紳助は人の心をつかむのが上手いのか?」内藤誼人著より。
島田紳助は今では芸能界からすっかり足を洗ってしまったが、彼の活躍はまだ記憶に残っている。テレビにもよく出演していた。ということはそれなりに実力があったともいえよう。
この一冊には彼がなぜ、多くの人にウケたかのノウハウが書かれているようだ。自分をさらけ出して、あけっぴろげな付き合いほど、気兼ねなく付き合える。そのために自分のことをネタにしてしまうのがいいらしい。
そんな人ほど、相手には魅力的と評価されるという。面白い自虐ネタがあるだろうか、とふと振り返ってみるとすぐには思いつかなかった。やはり事前の準備が必要そうだな。

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最初から万人ウケを狙うと、必ず失敗する。
「なぜ、島田紳助は人の心をつかむのが上手いのか?」内藤誼人著より。
では、そうすればいいのかといえば、その逆をいけばいいだけのことだった。ここでの表題は、「あえてニッチなところからスタートせよ」だった。
紳助さんは、万人ウケするタレントでもあったが、それは結果論でもあった。最初からそれを狙っていたわけではなかった。
面白い実例があった。今では誰でも普通に飲んでいるコカコーラも、最初は病人向けの飲み物だったらしい。疲れた人の活力剤的な飲料水だったのだ。そういえば、初めて飲んだ時はなんだかクスリのような匂いだった気もする。
最初は大きなところを狙わずに、自分にできること、やれそうなところからスタートするのが賢明らしい。テストマーケティングをする気持ちで始めるのがいいようだ。
スピーチなら、聞いている人に感動を与えようとするよりも、ソツなくこなすことに意識をおくほうが緊張しないものらしい。

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比喩やたとえ話を巧妙に入れろ!
「なぜ、島田紳助は人の心をつかむのが上手いのか?」内藤誼人著より。
人の気持ちをよくつかむ会話の達人の共通点は、たとえ話が非常にうまいことだという。たしかにそのほうが、理解しやすいものだ。
「まるで〜〜のような」といえるかどうかで、聞き手の理解度は大きく違ってくるようだ。ここに比喩があるかないかで、どれだけ違うかの例があった。
それは食器洗い機専用の洗剤についてだった。「ガンコな汚れを落とす」と「ガンコな汚れを、ブルドーザーのように落とす」を比べたものだった。
やはりインパクトがあるのは、比喩が入っている方だった。比喩が入れられるかどうかは、普段の会話でクセをつけるしかないのだろう・・・な。