「またこの人に会いたい」と思われるのは、その人と話がはずんだ時。
「コミュニケーションの授業」中谷彰宏著より。
まずは、サブタイトルには“大人になってからもう一度受けたい”とあったが、そもそも学生時代にそんなコミュニケーションの授業はなかったような気もする。
持って生まれた話し方のうまい人というのは、実はいないという。そんな人は、たくさんの失敗を経験しているようだ。たしかにおしゃべりの人はいるものだが、話がうまいというわけでもなかった。それはまったく別ものだった。
また、筆者はリーダーになっても話し方がヘタでは、いいリーダーになれないと述べていたが頷ける。また、ヘタではないが声が聞き取りにくいのもダメだろう。話の内容以前に、聞き取りやすい声で話す人は、うまく聞こえるものだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出会いのキッカケとして、質問がある。
「コミュニケーションの授業」中谷彰宏著より。
質問ができるのは、チャンスでもあるという。コミュニケーションの始まりは質問でいいの、だ。問題はその仕方だろう。それで話しが面白くなったりつまらなくなったりするものだ。
質問が良ければ、覚えてもらえるということにもなる。つまりそれは熱を感じるということだった。どうでもいい質問なら、決して印象に残らない。またほかの人の質問を熱心に聞くことも大事なことだった。
筆者は講演に行くときに、今すぐでも一緒に仕事をすることになる人と、出会えるかもしれないという気持ちで出かけているという。ずいぶんと積極的な考えを持っているものだな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
具体的に絞り込んで行動してえいないと、チャンスはつかめない。
「コミュニケーションの授業」中谷彰宏著より。
ここでの小タイトルは、“1つに話を絞りきれなれから、抜け出す”となっていた。結局いろいろなことを話そうと思えば、それだけ相手には伝わらないということだった。
その中で、最も言いたいことは何かを絞った方が相手には伝わるのだ。たとえば、「歌って踊れてお芝居ができるサラリーマンになりたい」と言ったらチャンスはなくなるという。別にサラリーマンより芸人にあてはまりそうだ。
もともと歌も、踊りも、芝居もそれ1本に絞って必死にやっている人がいるからだった。面白い例があった。オムライスを食べたい時は「洋食屋」より「オムライスの店」に行くという。
流行っていないお店の特徴はやたら、メニューだらけだという。それも頷ける。どこにも負けない1つに絞り込むことが大事なことだった。フレーズに挙げたことは、それを行動に当てはめた場合のことだった。結論は、一つの発言に、一つだけ言うことだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
即、行動できる人が、教えてもらえる。
「コミュニケーションの授業」中谷彰宏著より。
これは、何かを習いたいからその先生を教えてくださいといわれた場合だった。たとえ先生を教えても、そのうちと思っている人は結局その気がないのだ。
中谷氏がたかの友梨さんに習字の先生でだれかいい人、知っていたら教えてくださいといわれたことがあったという。中谷氏が教えてあげると、即筆を持って出かけたそうだ。教えてもらったら、即行動できることが次のチャンスをつながっていくのだろう。
やはりそれはたかのさんが中谷氏を信頼しているからでもあるだろう。中谷氏は、「自分に対して興味をもってくれる人は、かならず自分が託したことに対してレスポンスを返してくれるものだ」という。
そういえば、やや似ていることを経験した。それはフェイスブックで投稿に対して「いいね!」を押してくれた人ほど「友達」になれる可能性は高いことだった。やはり関心がなければ、友達にはなれないものだな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
相手の体に触れることで、好印象を与えることができる。
「心理戦で絶対負けない本」伊東明内藤誼人著より。
これは「ボディ・ランゲージ」を武器にする、という章にあったフレーズだった。これは心理学の原則の一つでもあるらしい。ある精神分析学者は「身体に触れずに心に触れることはできまい」とまで述べていた。
このタッチング戦略は、微笑むよりもずっと効果が高いようだ。しばしばドラマでは上司が部下の肩をたたきながら「よろしく頼む」といっているのを見るが、心理学的にも理にかなった行動だったのだ。
ビジネスで対人関係をよくするためには、積極的に触れていいということになる。しかも、こちらから先にタッチングをするほうが効果があるのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緊張を和らげる手っ取り早い方法・・・
「心理戦で絶対負けない本」伊東明内藤誼人著より。
それは、自分のよく知っている「身近なもの」に触れることだった。たとえば、採用面接を受ける大学生が、おろしたてのスーツに身を包むのは間違いだという。新品のスーツを着ているだけで緊張が高まってしまうからだった。
むしろそれまでに着慣れていたほうが正解なのだ。着慣れたスーツということだけで武器になるのだった。また受験生なら、試験当日は使い慣れた消しゴムと使い慣れたシャープペンシルを持っていくべきだったのだ。
身近なものをひとつだけ持っているだけで、緊張解消法となったのだ。ビジネスのシーンでも、やはり普段から使い慣れたものを使って武器にしたいものだな。

////////////////////・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・