「問いを立てる」と、頭にスイッチが入る。

「問いを立てる」と、頭にスイッチが入る。
「頭が鋭くなる 齋藤レッスン」齋藤孝著より。
この第三章では“「「?」と「!」で考えれば頭は創造性を発揮する” 、となっていた。そして、想像力を高めるためには、考えることを頭の中で対話的な作業にするといいと提案していた。
つまり自問自答ということで、ここで大切なのは問いを立てることだったのだ。面白い実例があった。それは「フェルマーの定理」でこれは証明できるはずと、17世紀に提示されたものだった。
そして、ようやく1994年にイギリスの数学者アンドリュー・ワイルズが解くことができたのだ。どちらも素晴らしいが、この問いを出したフェルマーがすごかったのだ。
いずれにしても、問いかけがなければ、考える行為にスイッチがはいらないと齋藤氏は述べていた。

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「なぜ?」の興奮、「そうか!」の喜びが肝心。
「頭が鋭くなる 齋藤レッスン」齋藤孝著より。
これも前日の続きとなるが、問いかけをすることで、意識も目覚めるということだった。詩人のまど・みちおさんの言葉があった。「世の中は、あれという?マークと、これだという!マークのふたつで、だいたいいいのではないか」だった。
シンプルなところが素晴らしい。齋藤氏は仕事をするときに、この二つの記号で取り組んでいくと、もっとクリエイティブになっていくのではないか、と提案していた。
104歳の生涯を生きた、まどさんは、100歳になっても何か発見することは必ずあるとおっしゃっていたそうだ。詩人はいままで人が見ていなかったところに、何かをみつけることだそうだ。
たしかに、「?」と思っていたことが判明して「!」となればわくわくするものだ。ソノ5ワクワク、ドキドキして気持ちがいいときはドーパミンという物質が脳に出ているらしい。

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チャレンジする姿勢を持ち続けることが、創造性につながっていく。
「頭が鋭くなる 齋藤レッスン」齋藤孝著より。
あらゆるものは、無から有ではなくてむしろそれまであったものの組み合わせによるものが多い。つまり大事なのはアレンジ力ともいえそうだ。
そこで例に出しているのが発明王エジソンだった。彼はブリタニカ百科事典を丸暗記するような勢いでむさぼり読んで、あらゆる知識を貪欲に吸収していたという。そして、知識を組み合わせてアイデアを生み出していたのだ。
エジソンの発明の多くは、知識と発想力を両輪のように回して作り上げたものだったのだ。そして、科学者の発見した原理を商品に応用していったのだ。今ある知識や原理にひとひねり加えて、特許をとるのが得意技だったようだ。

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人生一度くらい損得抜きで自分のやりたいことに取り組んでみたらどうだろうか・。
「逃げない男の生き方」川北義則著より。
これある女性評論家が「定年退職して、そば打ちなんかに逃げるな」というテーマで本を出版したからだった。こんなことを言われたら本当に頭にくるものだ。
せっかく定年まで勤めたのだから、何をやろうと自由ではないか。しかも趣味に打ち込むことは最高ではないだろうか。批判するべきではないだろう。
定年後なら、働いても働かなくても人の勝手だろう。川北氏はサラリーマン時代の垢を落とす一番いい方法が、自分の本音で生きることであると述べていた。まさにそれを実践したいものだな。

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自分なりに「元気の出る思考回路を持つ」こと。
「逃げない男の生き方」川北義則著より。
いきなり元気を出せと、ことばで言われてもあまりピンとこない。そこで大事なことは、そんな元気のでる思考回路だったのだ。
いいこと、自分が過去よかったことを思い出すこともその一つのようだ。いい記録を出したとき、褒められたときのことなどを思い出すことで元気を出せるようだ。
ことあるごとに、いくつかのいいキーワードを思い出すことだった。実際に、いつも元気な人はそんな思考回路で生きているらしい。
もし元気なないとしたら、雲の上にある晴れた世界を見ていないということになる。それは自分に責任があるということだった。頑張らねば。
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