詳しく、具体的に話すと、真実らしく聞こえる。

詳しく、具体的に話すと、真実らしく聞こえる。
『人は「暗示」で9割動く』内藤 誼人著より。
たとえば、面接で単に「英語ができます」といっても説得力がない。むしろ、「英会話には少し自信がありませんが、英語でのビジネス文書や契約書作成ならだれにも負けない自信があります」と答えた方がウケがいいはずだ。
インチキでも詳しく語られると信じてしまいやすくなるようだ。そういえば、予備校の看板や新聞広告には、東大現役合格234名などとあると、かなりの宣伝効果だろう。ポイントは現役、と具体的な数字だろう。
物ごとは100%達成できますより、97%は確実とあった方が信憑性が増すだろう。

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人に話を聴いてもらいたいのなら、「おっ!?」と興味を引かなければならない。
『人は「暗示」で9割動く』内藤 誼人著より。
テレビ番組は視聴率が命だろう。そこでタイトルによって見るかどうかを決めることもある。そこで、タイトルに殺人をつけると平均で1.6%視聴率が上がり、グルメだと2%、美人・OLだと3%も上がるそうだ。
そういえば、最近ではよくダイエットとか痩せるなどがタイトルに入っているのは、それに関心がある人が多いからだろう。
たとえば、「消しゴム」では関心がなくても、「女性弁護士がよく使う消しゴム」なら興味を引くものだ。最近の映画は本では「ビリギャル」がウケた。成績がビリでも現役で慶応大学に合格したのは誰でも知りたがるからだ。確かに映画は面白かったが。

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自分のファンになれば、仕事も人生も楽しくなる!

『人は「暗示」で9割動く』内藤 誼人著より。
確かにそれはそうだろうと思えるが、そのためにはどうしたらいいのだろうと思ってしまう。鉄道王カーネギーや作家のゴーリキーは「才能とは、自分の力を信じることである」と言ったそうだ。
これが大事なポイントだった。とにかく、物事はすべて自分の思い通りになると思い込みを持ったほうがいいらしい。
「俺が本気を出しさえすりゃ、何とかなるさ」と根拠もなく思いこんでしまうのがコツだった。しばしば根拠のない自信というのを聞いたことがあるが、それも時にはアリなのだな。


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どんな領域でも成功をおさめている人は、みな楽観的な人ばかりなのだ。
『人は「暗示」で9割動く』内藤 誼人著より。
ここでの、小タイトルには「成功したければ陽気なキリギリスになれ」とあった。つまり勤勉だけのアリでは人にも好かれないという意味が含まれているようだ。
逆を想像してみればわかりやすい。いつも悲観的な意見ばかり述べいる人に近づきたいとは思わないからだ。表情が明るければ、人は寄って気やすいものだ。
スポーツ選手、政治家、ビジネスマンでも楽観的なひとは成功をおさめていた。また楽観的になるコツは、悲観的な思考が心に浮かんだら「これじゃ、いかん!」と自分でストップをかける習慣をつけることだった。

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ご褒美の幸せ感が、暗示効果を高める。
『人は「暗示」で9割動く』内藤 誼人著より。
自分に暗示をかける時も、やはりなにかご褒美があるほうが達成しやすいようだ。この仕事が終わったら、こんなものがもらえるとおもえばやる気も違ってくる。
ちょっとしたもので、本気になれれば安いものだ。どんあご褒美を準備するかは、その時々で異なってもいいのだ。またそれを考えるのも楽しい時間ではないだろうか。
自分だけが勝手にワクワクできればいいだけのことだ。ワイン、食べ物、ショッピング、旅行、映画、聞きたい場所に行く・・・いろいろ考えられる。
つぎつぎといろいろ自分なりに考えて、準備しておきたいものだ。