「面白そう」を優先させたお金の使い方は見習いたいものだ。

「面白そう」を優先させたお金の使い方は見習いたいものだ。

『「つまらない」大人にはなるな!』川北義則著より。
ここでのタイトルは「見事なお金の使い方がある」となっていたが、いったい誰のことかと思えば、赤塚不二夫さんのことだった。無名時代のタモリを育てた人といってもいいだろう。
赤塚さんはタモリには何の不自由もさせなかったという。またタモリもそれに応えてその後すごい活躍をしている。本人の努力も相当なものだったのだろうが、そのスタートは赤塚さんの支えがあったからこそだともいえよう。
また唐十郎さんには、テントが汚れただろうと言って、800万円も出してテントをプレゼントしている。その恩を感じて、そこに寄贈・赤塚不二夫と書き入れたいと申し出ると、「そんなことをするなら、俺は金を出さない」と断固拒否したという。
赤塚さんにとっては、自分が自由になるお金で面白いことができて、自分が楽しめ、他人も喜んでくれればよかったのだ。彼の生き方のモットーは「真面目に面白いことをやる」だった。一切の見返りを求めないというのも素晴らしい。

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笑いがコミュニケーションの潤滑油として、うまく機能しているかどうか・・・
『「つまらない」大人にはなるな!』川北義則著より。
人づきあいをするときに、「笑い」があるかどうかは重要な要素でもあるという。確かに、何を言っても反応がなければコミュニケーションは不可能だろう。そこにちょっとした笑いがあればホッとする。
また会社の事務所でもただ静かなだけでも、活気を感じない。どこかで明るい話し声や笑い声が聞こえるだけでもホッとすることもある。明るい雑談はあるほうが自然ともいえるだろう。
冗談やユーモアがあれば会話もスムーズにいくこともある。単に真面目であるだけでは、いいコミュニケーションがとれているとは言えそうもない。むしろお互いが冗談を言えるくらいの雰囲気があるほうが物事はスムーズにいきそうだ。
ジョークで笑えるような職場なら、仕事もしやすい。それも相手から何かを言われるのを待つよりも、こちらから何らかの話題を提供できればなおよいのだろう。

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ブルーマンディ」はいい加減で過ごす。

『「つまらない」大人にはなるな!』川北義則著より。
要するに1週間の単位として、週末に休んで月曜に出勤する際には憂鬱になるという意味だろう。とくに大変な仕事を抱えている場合にはなおさらそういう傾向になることはわかる。
休んでも休んだ気がしないという時は、損をしているような気もする。やはりストレスがあれば、体調にも影響するものだ。
会社や組織の中で仕事をする場合、やはり自分の上司との相性もあるだろう。仕事自体は問題がなくても、人間関係がよくなけば意欲も半減してしまう。
筆者の川北氏も若いころ、理不尽な上司にめぐり会ってしまったらしい。辞めることまで考えたという。きっとそんなサラリーマンは多いに違いない。私もそんな一時期があったものだ。
川北さんは「あんなバカな上司だが、俺を殺すことはないだろう」と考えたら、気分も楽になってきたと振り返っている。
それから心がけたことは「とにかく遊ぶ」ことだったという。開き直ったということだろう。あまり真面目に考え過ぎると損をすることもあるのだ。時にはがんばることをやめ、「いい加減」が自分を救うこともあるという考えも必要なのだろう。