本当に「頭がいい」と思える人に共通する資質がある。

本当に「頭がいい」と思える人に共通する資質がある。
『「つまらない大人」にはなるな』川北義則著より。
それはズバリ「頭のやわらかさ」だと筆者は語っていた。その要素を5つあげていた。1、視野が広い。2、想像力が豊かである。3、偏見がない。4、常識にこだわらない。5、好奇心が旺盛である、だった。
筆者がその一人として挙げているのが立川談志さんだった。確かに頭の回転がいいと思えた。彼は「オレは意志が強いから、タバコはやめない!」と言ったそうだ。これも超常識だった。
もう一人は伊丹十三さんだった。クイズで「世界の火事の被害額の問題で、その原因で一番多いものは?」という質問で、即答で誰もが選択肢になかった「戦争」を挙げていたのだ。
とても、凡人には考えられない回答だったろう。つまり常識にとらわれない考え方がどれだけできるかがポイントだった。それには頭がやわらかいことが条件のようだ。


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何であれ「特化する」ことはビジネス成功のポイント・・・
『「つまらない大人」にはなるな』川北義則著より。
ここでは時代に逆らって成功したビジネスについて述べられていた。いま喫茶店ならどこに行っても禁煙か分煙ということになっている。
ところがある喫茶店ででは愛煙家だけをターゲットにしていたのだ。つまりタバコの嫌いな方はどうぞお引き取り下さいと言っているのと同じだった。
普通なら愛煙家にとっては、喫茶店は肩身の狭い場所となっているものだ。禁煙席のほうが広いか、喫煙席はなくしているところもある。スタバでは喫煙は店の外のテーブルということに徹底している。
しかし、愛煙家専用とも思える喫茶店なら堂々とタバコも吸えるから、そんな場所が少ないだけに口コミで遠くからもお客さんがやってくるそうだ。しかも48種類ものタバコが買えるのだった。
もともとタバコを吸わないお客はその店に行くわけはないから、そこがタバコの匂いで充満していようとまったく関係ないということになる。面白いビジネスがあるものだと思った次第だ。

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「年だから」を口にしはじめると、何事につけ物事は停滞する。
『「つまらない大人」にはなるな』川北義則著より。
ついつい口癖になっている人もいるかもしれない。筆者自身「年だから」「年甲斐もなく」という言葉が嫌いだそうだ。
自分のやることややりたいことを制限するために、この言葉を使ってはいけないという。年だからできないというより、場合によっては力が弱くなったからともいえる。着るものが似合わなくなったというのは、体型が崩れたからということもあるだろう。
何でもまず先に「年だから」を理由にあげないほうがいいようだ。口癖で言ってしまっていると、自分の生き方を制限することになってしまうようだ。
年齢とともに衰えていくものがあれば、それを補うことを考えればよかったのだ。場合によってはトレーニングをすることも考えらる。「年だから」は自分を必要以上に老化させてしまうから気をつけねば。