中身は外見によってつくられる。

「ズルい奴ほど成功する」内藤 誼人著より。
筆者は、男は中身で勝負だ、などと思っているなら、即刻考えを改めるべきだという。もし、服装がだらしなければ、きっと性格(=中身)もそうに違いないと思われてしまうからだ。
やはりファッションにも気をつかうべきだったのだ。確かにしっかりした服装なら、気後れしないということも事実だ。
また実につけるものでも、高級時計を身につけてみると、やはりそれなりに自信をもつこともできる。やはりそれなりの時計を腕につけていれば気分もいいものだ。初対面の場合などは、安っぽい時計をしているとやはり気になってしまうだろう。
アカデミー賞に参加するハリウッドスターたちは、会場には大きいリムジンで乗り付けてくる。それは自分を大きく見せるためにも必要なことだった。それでこそレッドカーペットを堂々と歩けるのだ。
服装、実につけているモノなど、それらすべて含めての自分ということになる。だから、中身は外見でつくられるというのも本当かもしれない。

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自分をいかにして元気づけるか、持ち物レベルから考えてみよう。
「ズルい奴ほど成功する」内藤 誼人著より。
これも前日触れたこととやや似かよっている。女性はしばしばストレス解消の手段としてショッピングを挙げる人が多いらしい。またうつ気味のときは服を買ったほうがいいという研究結果もあるそうだ。
新しい服を身につけることで、リフレッシュも図れるのだろう。買い物もそれを楽しめれば気分転換にもなるものだ。
買うことによって、新しい自分を手に入れる、という表現もあった。自分の持ち物まで含めて自分ということだった。
また、新しいペンなどの筆記具を買うのも、少しはいいかもしれない。それで仕事へのモチベーションがあがればしめたものだ。

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力が弱ければ、知性で勝負するしかない。
「ズルい奴ほど成功する」内藤 誼人著より。
これは「おわりに」という部分で触れられていた言葉だった。この本の根底にはマキャベリの「君主論」があるという。
弱いイタリアをいかにして強国にしていくか「戦略的悪徳」がマキャベリズムというものらしい。確か学生時代に耳にしたことがある、「君主論」だが、中身はまったく知らなかった。
どんなことでも、正面突破できればいいのだが、必ずしもそれで成功するとは限らない。むしろいろいろと幅広く戦略を練った方がうまくいくこともあるようだ。
筆者は、ズルさという戦略性を発揮して駒を進めていく人は、立派な賢者だともいう。やはりそれなりの結果を出すためには、綿密な戦略を練ることは必要だろう。