納得とは、心の情報と脳の情報のキャッチボール。

納得とは、心の情報と脳の情報のキャッチボール。

「スピード情報術」中谷彰宏著より。
実に面白い表現だっと思えたので、気になった。筆者は情報には、2通りあるという。それらは、心の情報と脳の情報だった。
人を説得しようとする場合、まず自分自身をどれほど説得できているかが大事なことだった。自分が納得していないのに、他人を説得できるはずはない。そこで、心と脳が会話することになるのだ。
なんとなくわかっただけでは、相手には伝わらない。たとえば、いい商品だといっても、自分が本当にいいという理由を述べられなければ相手にも伝わらない。
どれだけ自分が説得できるだけの準備あるいは材料をもっているかも大事なことだろう。少しでも自信がなければ、まだまだ人に情報を与えるには不十分だということになる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
情報の量は、やる気に比例する。

「スピード情報術」中谷彰宏著より。
やる気があれば、情報は自然に増えてくるそうだが、それは当たっている。やる気があるということは、自主的に何かをするわけだから、それに対して必要な情報は集めるだろう。
逆にやる気がなければ、いつまでたっても情報は集まってこない。すべてを人任せをしているうちは、いい仕事もできないだろう。
やりたい仕事なら、自主的にいろいろと想定したり企画を考えたりするものだ。そうするうちに必要な材料は集まってくる。
人がやっているから、自分もやるか程度ではいい仕事はできるはずはない。本当にやりたいかどうかは、情報の集まる量でも判断できるようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
面白い仕事をするためには、職人に徹することが大切です。

「スピード情報術」中谷彰宏著より。
ここでの職人とは、わがままという意味ではなかった。スピーディーにかつ、一定のクオリティのモノをつくれる人と言う意味だった。
たとえコピーをとるにしても、人よりキレイにしかも早くできるなら、職人に近い。またできれば人が簡単にはできないことをいとも簡単にやってしまえる能力もあればいいだろう。
ここでの小タイトルは「面白い仕事をするために、面白くない仕事もスピーディーにたくさんこなす」とあった。確かにいきなり面白い仕事などやらせてもらえるはずはない。
面白い仕事をしたければ、面白くない仕事もたくさんこなさねばならなかったのだ。人ができないことをやって、職人だと思えれば、仕事もより面白くなるに違いない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

地味な仕事に、努力できるのが個性だ。
「スピード情報術」中谷彰宏著より。

誰でもできれば、個性的な仕事をしたいと思っているのではないだろうか。しかし、個性を出すためには、かなりの努力も必要なことだった。
個性イコール楽ではなかった。努力すれば、成功するわけではないが、努力しないで成功している人もいないという。確かにそれは事実だろう。
個性は最初からあるのではなく、努力してコツコツ身につけていくものだった。まずは今やっているつまらない仕事を、どれだけ努力してできるかが大事なことだった。
個性は面白い仕事より、むしろうまらない仕事で磨かれていくようだ。ところで、努力と言ってもかなりあいまいなことばに聞こえる。やはりある程度人から評価されるレベルが努力ではないだろうか。