ごほうびと貧乏性をセットにする。

「脱力系!前向き思考法」齋藤孝著より。
これだけだと何のことやらさっぱりわからない。例があった。それは、頑張ったことがあったら、ふだんはもりそばを食べていたなら、天ぷらそばにしようというささやかなぜいたくだった。あるいは、栄養ドリンクを少し高めのものにするなどだ。
また、頑張った時は、普段コーヒー1杯200円の喫茶店に入るのだが、600円の店に入るということとでもあった。斉藤氏はそこでくつろいでしまうのではなく、高いコーヒーの元をとろうと、すぐに新しい企画を考え始めてしまうそうだ。
「自分にごほうび」と「貧乏性」がセットになってくっついているということだった。これは元をとるために何かを始めるのだから、前向きな推進力にもなっているそうだ。
ここに、わかりやすいイラストがあった。ささやかなごほうびとして、少し高いコーヒー・少し高い栄養ドリンクが描かれている。それに+(プラス)で貧乏性があった。→があって、結果的に「元をとろうとする前向きな力」となっていた。これがごほうびの上手なあげ方らしい。

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お風呂で体をニュートラルにして、気分を変える。
「脱力系!前向き思考法」齋藤孝著より。
体の調子が悪いと、気分も重くなるものだ。逆に体の調子が良ければ気分も良くなるものだ。体の状態を変えることがポイントだった。
アルコールを飲むとご機嫌になる人も多い。気分が変わるからだろう。温泉に行って、ゆったりと露天風呂につかっていると、心までゆったりしてくる。体が先に緩んでくると、気持ちまで緩むようだ。
ここで、ニュートラルという意味は、副交感神経が優位になっている状態のことらしい。交感神経が優位だと、興奮して神経がピリピリの状態だったのだ。
副交感神経が優位になると、ゆったりして落ち着いた気分になるようだ。それを意識的にニュートラルにできるのが、入浴でもあるらしい。心身がリラックスできる、お風呂をできるだけうまく使いたいものだ。

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「一日一汗」運動で、フワッと上がる上昇気流をつかむ。
「脱力系!前向き思考法」齋藤孝著より。
筆者の経験が語られていた。それは、落ち込んだり、気分が乗らなかったりする時に、肉体が疲れる運動をすると、深い睡眠がとれて、元気になることがあるという。
斉藤氏は、スポーツジムに行って、筋肉トレーニングをすると、ストレートにやる気に直結するらしい。頭をつかうより、まず体を使うことが大事のだろう。
筋トレなどそうそう簡単にできるものではないだろう。やはりジムなどに通わねばならないのかもしれない。簡単には、ラジオ体操や柔軟体操をするのがお手軽かもしれないな。
一日一回は汗を流すほど動けばいいのだろう。そういえば、通勤時にバスに乗らずに歩いて駅までいくと汗をかいてしまう。しかし、疲労は感じることはない。やはり継続が大事なのだろうな。
家で机に向かってなにかやろうとするときも、とりあえず部屋の掃除で体を動かしてからやると効率がいい感じもする。また、散歩して軽く汗をかいたあとも集中できる気もする。