話し方/聞き方には基本姿勢がある。

「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
ここでの小タイトルは、“レスポンス能力が高い人”となっていた。そこで大事なのはフレーズにあげたことだった。
やはり会話をしたりメールをしても、何の反応もないと話も弾まない。またコミュニケーションも続かないものだ。
ちょっとしたレスポンスが相手の話を促すものだ。次の点がポイントだった。1、目を見る。2、微笑む。3、うなずく。4、相槌をうつ。5、質問やコメントをする。
笑うということはほかの動物にはない人間だけのコミュニケーションでもあった。これだけでもかなりいい関係を保てそうだ。
ここには、人間関係が豊かになれば、刺激も増え、活力が湧いてくる、ともあったがその通りだと思える。人との出会いを大切にしたいものだな。

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身体が固まると、心も固くなる。
「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
もともと筆者の専門は身体論だったから、こんな言葉は興味深い。つまり心の柔らかさは、身体の柔らかさと関係すると考えていたのだ。
具体的には、肩甲骨まわりや首回りが固まっていると、反応する力が非常に鈍くなるらしい。体をほぐすと心もリラックスするというものよくわかる。
体を動かして温めると、その後の仕事や作業の効率もよくなるものだ。たとえば、家でも机の前にいきなり座ってパソコンに向かうより、ちょっとだけでも体を動かした後の方が集中できる。
確かに仕事ができる人は、人の意見や状況に対して反応も早いとも思える。ダメな人ほど反応も遅い。まただらしなく感じられるものだ。とくに気の短い私などは、いらいらしてしまうこともしばしばだ。

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笑うことは心理学的にもストレス軽減効果がある。
「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
(前日のつづき)
確かに笑っているときはストレスを忘れていられるだろう。もちろんストレスがより強い場合にはそれどころではないかもしれないが。
とにかく笑い飛ばしてしまうのは、免疫学的にもよいといわれているらしい。そこで例をだしているのが高田純司さんだった。とにかくいたずら好きで、いつでも笑いを誘っている。
斉藤氏の言葉では、笑いをワザ化しているという。
腹の底から笑えることがあれば、いいストレス解消にはなりそうだ。まずはその前に自分の気持ちが安定していることが条件かもしれない。
すごく緊張すると、手足はとたんに冷たくなるという。そんな時には、みぞおちを温めることで呼吸しやすい身体にするといいという。
簡単にはホットな飲みものを両手で持ちながら飲むもの効果的とあった。寒い時にはやはり気持ちもほっとできそうだ。これなら今からでもできそうだ。

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夢中になることが最高の才能。
「大人げない大人になれ」成毛真著より。
ここには望まれる大人げなさについて述べられてた。ポイントは物事に夢中になることだった。夢中になることをコントロールすることは不可能だとのべていた。自身の経験から言えることなのだろう。
むしろ夢中になれることに出会えたならば、その幸運に感謝しなければならないともいう。確かになかなか夢中になれることは見つからないものだ。また、いっとき夢中になっても飽きてしまったら意味がない。どれだけ長く夢中になっていられるかも大事なことだろう。
筆者は読書以外ではネット上でするゲームがあるという。一番ハマっていたときは、起きている時間のほとんどはそのゲームに費やしていたというから驚きだ。
そこまでのめり込むことができたら幸せなことだろう。また実際のビジネスもゲームや戦争のようなものだと感じ始めたという。仕事も楽しんでやればこそ成果も上がるものだ。

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興味があれば何でもやってみる。
「大人げない大人になれ」成毛真著より。
多くの大人は、興味を引かれる物事を見つけても、自分で言い訳を並べて手を出さないものらしい。もう少し仕事が落ち着いたら、何かきっかけがあれば、と考えてしまうのだ。
しかし、実際に仕事が落ち着くことはなかなかやってこない。暇ができたら、と考えているうちに時間だけがどんどんと過ぎてしまう。
物事は都合のいいようには進まないものだ。やりたいことを我慢しているうちに後悔だけが残ってしまう。もったいないことだ。
逆にどんどん自分の趣味を極めている人もいるものだ。またそんな人に限って忙しい仕事をしていたりする。要するに自分の時間を積極的につくる努力をしているとも言える。
筆者の趣味は読書、プラモデル、歌舞伎、ゴルフ、ジャズレコード収集などあげれば切りがないという。
すべてがものになったというわけではないが、それによって新しい仲間もできたり、話のネタにもなってムダなことは一つもないようだ。とにかくチャレンジしたこと自体で、自分の財産になるということだった。