与えられた言葉より、取りに行った言葉のほうが断然、吸収率が高い。

「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
たとえば自分に不満があったり、自信をつけるために何かをしたいと思っていても、今のままでは不満がたまるばかりになってしまう。そこでは、今の自分に必要な言葉を探しに行動に移すのがいいようだ。
つまりアドバイスをもらいに行くということだった。そのような行動をすることで、何らかのヒントがつかめるという意味だろう。待ってばかりでは、何も変わらないのだ。
やや異なるが、店に入って商品を眺めているだけでは、それについてよく知ることはできない。そこでは専門の販売員に聞くのが手っ取り早い。すると意外に簡単に納得できることもある。
まずは自分から動くことが、自分を成長させるためには必要なことだった。ここでの結論は「知りたいことは、自分から聞きにいく」だった。待っていても誰も教えてくれないものだ。

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好きな言葉に出合うと、人は元気になる。
「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
人からのいい助言は、自分を変えてくれる元になったりする。つまり聞くことでヒントがつかめ、自分のなかで化学反応が起きてアイデアが生まれることもある。
そこで、聞く力を養うには、読書も効果的だという。これなら、人がいなくてもどこでもできる。本を読んでいるとお気に入りの言葉に出合うことがある。自分だけに語りかけてくるように思えることもある。
そんな言葉との出合いは、大切にしたいと思う。今書いていることも、そんな言葉を少しでも覚えていたいと思っているから書いているのだろう。
筆者は、悩みがある時は「論語」や「学問のすすめ」を読むことがあると言う。すると彼らの考え方が、頭にしみこんで、悩みを解決するヒントが自然に思い浮かぶらしい。そして、言葉が深く入ることで、視野も広がるようだ。

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この世は、挑戦した者の勝ちです。
「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
あまり目立つのが好きではないという人もいるものだ。どんなことも人がやった後で、その結果を確かめた後でならやってみる、というように冒険をしない人もいるものだ。
しかし、それではつまらない。安全第一だけでは面白くもない。人からどう思われるかなどを先に考えていたら、自主的な行動などとれないものだ。
むしろ人がやっていないことを見つけて、人と違うことをやるほうがやりがいもあると思える。誰がやっても同じような結果なら、面白味もほとんどない。
アナウンサーの安住紳一郎さんは、斉藤氏のクラスで挑戦をした一人だったという。「誰かスピーチをしてくれる人は?」と聞いたら彼が前に出てきてくれて30分間すごい勢いですばらしい話をしてくれたという。
もともと話を組み立てるのが上手だったようだ。また積極的に自分を客観的評価にさらすことで、自信をつけたようだ。何ごともチャレンジで自分を大きく変えることができるようだ。

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創造性とは、どれだけ平均的な発想から逸脱できるかということ。
「大人げない大人になれ」成毛真著より。
筆者の周囲には成功者と言われる人で、我慢強い人物は見当たらないという。必ずしも我慢は美徳ではないようだ。
成功した人は逆で、やりたいことがまったく我慢できない、子供のような人ばかりだそうだ。そんな人は好きでやっているから、時間を忘れていくらでも頑張れるしアイデアも出てくるようだ。
だから、我慢していやいややっている人が、そんな人に勝てるわけはないのだった。確かにそれは納得できそうだ。好きなことなら苦にならないことはわかる。
勝とうなどという考えたりはしないのかもしれない。とことんこだわって質の高いものを求めていくうちに、結果的にいい仕事につながっていたのかもしれない。
だから、オタクといわれるような人は、創造性を発揮していい意味で、とてつもないことをやるようだ。成功の原動力は「大人げなさ」そのものだというのも頷ける。

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やりたくもないことをする行動力などたかが知れている。
「大人げない大人になれ」成毛真著より。
(先日からのつづき)
このフレーズも前日書いたこととダブっている。つまり自分本来の欲求から逸れた意思の力は継続しないものだとも言う。いやいややっても継続は難しいし結果も期待できないものだ。
しかし、自分が進んでやったものなら、それなりに創意工夫もするから継続もでき、結果も期待できるものだ。好奇心旺盛、おバカになれば、不可能と思われたこともできてしまうらしい。
つまり限度をわきまえないという要素もありそうだ。やはりものごとは、そこまでやるか!と思われるくらいやらないと、期待通りの結果は得られないものだ。やいたいことは我慢できないというくらいでないと、面白くもない。
ソフトバンク孫正義氏は趣味のゴルフを健康のためにはじめたそうだが、なんと1年間でシングルプレイヤーという上級者の仲間入りをいていたのだ。プロゴルファーでも考えられないほどの、大量の打ち込みを毎日欠かさなかったという。健康にいいとは思えない。大人げないといえそうだ。
また、氏が新製品の発表会で、プレゼンする姿は、自分のおもちゃを自慢する子供のようでもあるらしい。仕事そのものが大好きな遊びと同じように考えているようにも見えるという。そんな人に勝てる人はなかなかいないだろうな。

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