自分の人生の「著者」になる。

「自分らしさをうまく生かして成功する法」ミック・ウクレヤ、ロバート・ローバー著齋藤孝訳。

もし、この本に齋藤孝訳となければ手にとることもなかった。しかし、齋藤氏の著書はすでに何冊も読んでいるので、きっと参考になると思って購入した次第。
サブタイトルには、“自分って、いったい何だろう?!”とあった。つまりまず自分を知ることが大事だということになるのだろう。
そして、目的地(=なにを求めているのか)がはっきりわかれば、自分自身を導いていけるというのだ。そこで「本物になることを求めていた。ここでは本物はオーセンティックとあった。さらに、その語幹はオーサーだという。つまり著者ということだ。
そこで自分の人生の著者になることがポイントだった。本物であることは、自分の言葉通りに生きることだと説明している。「自分の人生の著者」という言葉は新鮮に思えたので気になった次第。

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自分のスイートスポットを見極める。
「自分らしさをうまく生かして成功する法」ミック・ウクレヤ、ロバート・ローバー著齋藤孝訳。

これも新鮮な表現だった。自分のスイートスポットとは、長所、情熱、と義務の3つの円の重なった部分に当たると述べられていた。実際その図を見ると理解しやすい。
長所は、自分が持っている生まれつきの素質や才能のことだった。情熱は、自分が高い価値を置き、夢中になっていることだった。やる気にさせてくれることとも言えた。さらに義務とは、責任を果たすためにしなければならないことだった。
そして、それらの重なる部分が大きいほどスイートスポットは大きいとも言えるのだ。そこで、鍵を握っているのが義務だった。しなければならないが、それが自分の好きなことと重なっていれば、当然ながらいい結果も期待できそうだ。
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今の自分の「棚卸し」をしてみる。
「自分らしさをうまく生かして成功する法」ミック・ウクレヤ、ロバート・ローバー著齋藤孝訳。
棚卸しなどは普段なかなか思いつかないものだ。ついついだらだらとマンネリに浸った日々をすごしてしまっているものだ。
自分自身の棚卸しの前に、もっと必要なのは部屋の整理整頓かもしれないと思ってしまった。捨てられなかった書類はかなりたまってしまっている。
ここでは、自分の長所、情熱、義務を徹底的に見極めることを勧めている。たとえば、長所なら人にたずねたら、私の長所はどんなことだと言うだろう?というようなことだった。
情熱は、私が上手にやりたいと思っているものは何だろう?ということでもあった。考え方に限界を設けないことが大事だった。安全を第一に考えないことも含まれている。
義務を見極める質問にはつぎのようなものがあった。楽しくないのにやっていることは何だろう?大好きだからやっていることは何だろう?だった。
商品や部屋に積んである本の棚卸も必要だが、同時に自分自身の棚卸も考える必要がありそうだな。