持続して、長続きしている人が最終的に夢にたどりつく。

「あせらず、止まらず、退かず」中谷彰宏著より。
この本のサブタイトルには、「成り行き力」をつける50の具体例、ともあった。また、本の題名を見て、関係ないが「遅れず休まず働かず」っていう俗な言葉も思い出してしまった次第。
いずれにしても、成り行きで生きていければそんないいことはないだろう。そういえば、振り返ってみれば自分もけっこう成り行きで生きてきたとも思える。中谷氏は成功するためには、1、あせらない。2、止まらない。3、退かない。という3つのポイントがあるという。
つまり、それが本のタイトルだった。サラリーマンのことを考えてもわかりやすい。なんとか定年まで頑張って働けば、まとまった金額の退職金がもらえる。それは魅力的だともいえる。早期退職でもそれなりには割増にはなるだろうが、その後の仕事があればいいほうだ。
あせらないで、仕事ができるかどうかもその後の人生を左右するだろう。ここでは、今ではほとんど廃れた言葉のロハスという考え方が述べられていた。ライフスタイル・オブ・ヘルス・アンド・サスティナビリティのことだ。
大事なのは、最後の持続できることだった。生き方として成功するためには、このロハス的な考え方が重要らしい。ポイントは「続けられる方法」を見つけて長続きさせることのようだ。

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「成り行き」に乗ることで、チャンスがつかめる。
「あせらず、止まらず、退かず」中谷彰宏著より。
日々の出会いの積み重ねが、結果としてラッキーにつながると述べられていたが、それは実際感じることもある。それは、リアルな仕事上や職場での出会いもあるが、ネット上でも出会えれば楽しい時間も過ごせるものだ。
人と出会うことで知識も増え、新鮮な情報を得ることもできる。それだけ人生が豊かになったとも感じるものだ。ここでは、成り行きについて述べられていた。
人との出会いは 波と同じで、流れに任せて乗ってみることをすすめている。実際中谷氏が今の仕事をしているのは、成り行きだと言う。それまでにはいろいろなキッカケが積み重なったということだ。
しかも、仕事が順調なのは、成り行きで来るものを断らなかったからだと振り返っている。流れに身をゆだねることが、人生のパワーとしては、ある意味「勢い」になるようだ。
わかりやすいたとえがあった、「階段を上がる」ことと「エスカレーターを駆け上がる」ことだった。当然後者のほうが速く上がれるから、それが流れに身をゆだねるということだった。

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「くだらない動機」を大切にしよう。
「あせらず、止まらず、退かず」中谷彰宏著より。
なにかを始める時に、動機は小さくてくだらないほうがいい、と語っていた。あまりにカッコよくて立派な動機だと逆に継続するのが難しくなるようだ。
たとえば、空手部に入る時は「心身ともに鍛えたい」というより、「街で絡まれている女性を助けたい。モテたい」というような動機のほうが続けられるという。何のために、などは小さい動機でよかったのだ。
結局続けているうちに、動機自身が成長していくようだ。最初から成長した動機は不要だった。動機は小さく産んで大きく育てるともあったが、わかりやすい。
振り返ってみれば、販促としてアサガオの小さな花の種を袋に入れて配っていたことがあったが、その後数年後には、クリスマスリース、かわら版、クリスマスカード、一筆箋などを定期的に作って配っていたことを思い出した。やっているうちにどんどんバリエーションが増えて自分でも楽しんでいたものだ。

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