作家で稼ごうと思ったら、書けなくなる。

「オンリーワンになろう」中谷彰宏著より。
これは中谷氏の考えだった。この店のママ(桜子さん)は本を書いていた。作家で食べるのは大変なことらしい。だから、お店で宣伝してもらっているという。
副業として書いているのではないという。作家も本業という考えだった。実際買ったことはないが、書店で手にとって見たことはある。
そして、1冊目の本はすでに10刷までいっているというから驚きだ。出版されても、ほとんどの本が増刷されずに再生紙となってしまうようだ。
クラブの仕事をしていれば、自然とお客さんの心理も勉強できるのだろう。いろいろな人に会えば、それだけでも勉強になるものだ。
中谷氏は「お金を払ってでも書きたい」とう気持ちにならないと書けないという。作家で稼ごうと思っていると、それが読者に伝わるらしい。お金のためにしてる何かは、お客さんは必ず気づくものらしい。

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一人の時間を持つ人が、成功する。
「オンリーワンになろう」中谷彰宏著より。
双子でも志保さんは姉で桜子さんは妹だった。性格はまったく正反対らしい。あるときラジオの取材があって、しゃべることができなかったことがあるという。ラジオではしゃべりながら考える仕事だった。
桜子さんは、むしろ会話が苦手という意識があるようで、文章を書いているほうがよほど楽だと語っている。相手が誰でも話は難しいと考えているようだ。
中谷氏によれば、人間には一人でいる時間、好きな人といる時間、仕事をしている時間と3つの時間があるという。
桜子さんは圧倒的に、一人の時間が好きだったのだ。文章を書くのも、一人の時間を持てるからだった。それで欲求が満たされればいいという考えだったのだ。しかも、それでも成功していたのだ。才能かな。