人生はすべてエンターテイメントで生きるべきだと思っている。

団塊生活」弘兼憲史著より。
氏は50歳を過ぎたら、楽しんだ者の勝ちであると語っていた。さらに、目標に向かって努力するよりも、楽しいことを追求して生きたほうがいいとも強調していた。
まさにその通りだろう。病気になったり気が重くなるのはストレスが原因であることが多いようだ。健康は、やはりやりたいことを中心にしていけば得られる気もする。
人間はほかの動物とは違って楽しむということを知っている。むしろ楽しむために生きる動物だという考えも面白い。
若い頃に出合った格言を思い出す。それは、笑いのない一日は損した一日だ、というものだった。楽しく生きられなければ損だということのようだ。
それは自分の考え方でも変わるだろうが、自分でつくるしかないことだろう。自分が楽しむための努力をすべきだったのだ。

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歳をとることで、男は自信を失うことは何もないのだ。
団塊生活」弘兼憲史著より。
ここに面白いことが書かれていた。「老後を楽しむという観点からすれば、女性のほうが上手なようだが、本来は、良い歳の重ね方をして味が出るのは、男のほなのだと思う」とあったからだ。
なるほど、老婆よりも歳を重ねた男のほうが、何となく味がありそうだ。ここで、俳優のショーン・コネリーを例に出していた。かつてのウィスキーのCMで「時は流れない、それは積み重なる」というコピーがぴったりだと語っていた。
かわいいおばいちゃんはいるが、セクシーなおばあちゃんはいないという。これもなるほどと思わせる。男もしっかり歳を積み重ねてきたという自信を持てればいいが。
歳をとった時に男にあったほうがいいことが3つ書かれていた。それらは、「知性」、「柔軟な考え方」、それに人を楽しませる「サービス精神」だそうだ。頑張りたいものだな。

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日常生活の中に非日常的な瞬間が入るのは、人生のスパイスだ。
団塊生活」弘兼憲史著より。
日々の生活はマンネリに陥りやすい。だからこそ自分で何かを企てることが必要なのだろう。頭のなかでいろいろと想像をしてみるのも楽しい。
計画を立てて旅行に出かけるのも、リフレッシュするいい機会だ。また、それを計画するときからその楽しみは始まっている。
大きなことでなくても、意識して一日のなかでリズムを作ることは必要なのだろう。そうでもしないとどんどん時間に流されてしまう。
いつもと違うところでの食事や映画を観るのもちょっとしたアクセントにはなる。すでに使える洋服があっても、さらにお気に入りのものを手に入れるのもいいかもしれない。
ちょっとした工夫で人生は楽しくなるものだと思う。自分にはクリエイティブな何かをやっているときかもしれない。没頭して時間を忘れる何かを持てれば幸せだろう。