サービスは、お客様を年齢で決めつけないこと。

「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。
ゲームやオモチャは単に子供向けだけとは限らないようだ。むしろ大人になってからやった方が楽しめるゲームなどもある。「人生ゲーム」などはその一例だった。
また全国にキディランドという店もあるが、それも子供向けと考える必要はないようだ。ホームページを見れば、「総合カルチャー産業のリーダー・・・」ともあった。
中谷氏によれば、キディとは「遊び心」のことで、「遊び」ではなかった。その中には、ファッション、オシャレ、ドキドキ、ワクワク・・・というような気分が入っているそうだ。
だから年齢にはこだわる必要もなかったのだ。キディランドは決してオモチャ屋さんではなかったということのようだ。
どんなサービスでも、「遊び心を持った大人」をターゲットにするという考え方を持てば、商品やサービスの提供の仕方も変わってくるのだろうな。

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お客様が求めているのは、決して商品の説明だけではない。
「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。
たとえば、お客様がレジでお金を払って、その場を去ってもそこで終わりではなかった。帰りがけにもう一度ショーウインドウを見ることもある。
実際に買ったものとそこに並んでいるものを比較している場合もあるからだ。自分のことを振り返っても、何か購入したあとで、やはりいい買い物をしたと満足するときは、そこに並んでいるほかの商品を帰りにもう一度見た時でもあった。
販売員なら、商品に詳しくても、人間に対して詳しくない人、人間の気持ちがわからない人は売上げも上がらないようだ。お客の立場からすると、ちょっとした気の使い方で買ってもいいかなと思う時がある。
大事なのは経済学より心理学だという。これは鈴木敏文氏も何度も言っていることでもあった。モノよりさきに心のやりとりができているかどうかが問題だったのだ。

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お客様はいい悪いではなく、好き嫌いで決める。
「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。
いくらいい商品であっても、もしそこの店のスタッフが嫌いであれば、その店で買う必要もないだろう。それはしばしば日常でもあることだ。
逆にその店のスタッフの対応がいつも気持ちよければ、商品はその人が勧めるものなら買ってもいいかなとも思うものだ。
あなたが勧めるものなら間違いがない、と思ってもらえたら最高だろう。そのためには常にお客様の立場に立ったサービスを考えておく必要があるだろう。
こちらの都合ばかりで商品を勧めても、気持ちが通じていなければどんなに商品がよくても決して買ってはもらえないだろう。
好きか嫌いかはサービスで決まるという。自分の話を聞いてくれる人。相談に乗ってくれる人。クレームにつきあってくれるような人だった。これがうまくいけばサービス業も楽しめるのだろう。