御用聞きこそ、消費の飽和時代、少子高齢化時代における最先端のサー

朝令暮改の発想」鈴木敏文著より。
現在通信販売を含めたネット販売は7〜8兆円規模にあるという。しかも前年比20〜30%増の勢いで成長しているようだ。
このネット販売の急成長ぶりは、待ちの商売から攻めの商売に大きな発想の転換が求められていることを示しているという。鈴木氏は一歩踏み込んだサービスとして、いま積極的に取り組んでいるのが、顧客のもとに足を運ぶご用聞きだった。
かつてセブンイレブンに加盟してもらうときには、店舗外での御用聞きをすべてやめてもらったのだ。それは店舗内の仕事に全力投球してもらうためだった。
しかし、時代は大きく変わったのだ。これからは高齢者層のご用聞きに対するニーズはいっそう高まると予想している。そうは言っても過去の御用聞きとは異なるようだ。
これからは「お客様はこういう商品を望んでいるのではないか」と提案していく御用聞きだった。新しい需要は常に店の外にあると鈴木氏は考えていた。
中途半端な待ちの商売から、積極的に攻めの商売に打って出ることが必要とされるようだ。

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新しい価値のある情報は「内」ではなく「外」にある。
朝令暮改の発想」鈴木敏文著より。
何かのノウハウ本を読んだり人の話を聞いているだけでは、誰もが知っている情報しか入ってこないという。まさにその通りだろう。テレビやインターネット、新聞に掲載された情報はすでに多くの人が目にしているものだからだ。
むしろ会社やお店の外に出ていって、どれだけ積極的に情報を取ってこれるかだ大事なことだった。外に踏み出していく意欲と努力をしているだろうか。
ここまで考えると既存のお客様だけでは、新しい売り上げも頭打ちになることは予想できる。大事なことはどれだけ新しいお客様を創造できているかだろう。かつてドラッカーも化企業にとって大事なのは顧客の創造と言っていたのを思い出す。
鈴木氏の言葉では、「新しく価値ある情報はこれまで行ったことのないところへ出かけ、門を叩き、相手の中へ飛び込んでいって初めて得られるもの」と語っていた。
新しい売れ筋商品も店の内ではなく、外にあるということだった。これまで店になかった商品を提供すれば、これまで来てもらえなかった新しい顧客を呼ぶこともできると考えたからだった。
その例がセブンイレブンのおにぎり、調理めん、浅漬けなどのデイリー商品だった。これらは挑戦し続けた結果、コンビニエンスストアになくてはならない商品になっている。
ここでのポイントは、日ごろから頭のなかにどれだけ問題意識や関心のフックを持っているかだったのだ。マンネリ化にならないように気をつけねば。

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道具はそれを使うだけではなんら成果は生まれない・・・
朝令暮改の発想」鈴木敏文著より。
このあとには、「価値を生み出すのは人間にしかできないことを忘れてはいけない」と続いていた。ここでの道具とはITのことを指していた。
大事なことはまず、問題意識を持つことだった。それなしに、単なる出てきた数字だけを見ても何も浮かび上がってこない。データの活用というより数字に振り回されてしまう。
POSやIT機器、コンピュータに振り回されたた意味はない。大事なことは人間が判断するためのデータを出す道具だと考えるべきだったのだ。
パソコンやスマホを持っていても、単にそれを見る(検索する)だけや遊ぶためだけに使っているだけではつまらないだろう。私などPCは文房具だと思っていた。またネットは検索だけではなく、積極的に自分なりの情報を発信してこそ得るものがあるとも考えている。
ただ単に人がつくった情報を眺めているだけでは、進歩しないのではないだろうか。

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書くことでテンションを上げよう。
「テンションを上げる45の方法」中谷彰宏著より。
テンションを上げるためには書くことがいいようだ。というのも、書いているうちに次に書きたいことがわいてくるからだった。
ポイントはなんでもいいから書くことだった。どんなにくだらないことでもよかったのだ。くだらないアイデアもたくさん出すうちに、意外がものも思い浮かぶことがある。
先日は催しやイベントの反省を書くように依頼された。その時いったん書いたが、そのあとでまた書い足りないことがあって追加で書いたものだった。
頭で考えているうちは出てこないが、書いているうちに出てくるアイデアもある。いい意見である必要ななかった。とにかくいくつか手書きすることだった。
イデアを出せる人は、くだらないことを言えるかどうかの差だった。中谷氏はいくら書いても書き足りないようだ。それは書いているうちにテンションが上がるからだった。
くだらないことが書ける、人と、それをくだらないという人では、書ける人の方がレベルが高いようだ。

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ほめてくれる人を、持つ。
「テンションを上げる45の方法」中谷彰宏著より。
人間はほめられるとヤル気がでるものだ。逆にけなされたり、説教をされるとテンションはグッと下がってしまう。
だから上司は、部下のテンションを上げることが大事なのだろう。テンションを上げてもらえるようにするには、それなりの努力が必要だと思われる。
どんなに小さなことでもほめてくれる人は大事にすべきだった。ほめられてダメになる人はいないものだ。
ものごとをうまくやるためには、まずテンションをあげることが大事なことだ。短所を指摘するより、長所を見つけてホメるほうがメリットは大きい。
ここでの結論は、「ほめよう、ほめられよう」だった。身近な小さいことから始めてみたいものだ。

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