ネットにある情報はしょせん、誰か別の人間が用意した情報。

『「ヤミツキ」の力』廣中直行・遠藤智樹著より。
この第5章のタイトルは、“やみつきがくれるパワー”となっていた。まずは、何かわからないことがあった場合、ネットで検索することが多い。それを「ググる」とも表現される。
つまり、「グーグルで検索する」という意味だった。インターネットで検索すればいろいろなことを調べることができてしまう。
当たり前のように、検索できるから便利ではあるが、その知りたい答えを知ってしまえば用はなくなってしまう。むしろほとんど考えることなしに知ることができる。
これはある意味考える習慣をネットに預けてしまったとも指摘していたが、なるほどそうとも言えそうだ。いとも簡単に知ることができただけで、何かを理解したような気にもなってしまうのだ。
実際に映画を見ていなくても、その内容を知っただけでは、本当の感動など得られないものだ。わかったような気にならないということがポイントだろうな。気をつけねば。

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「やみつき」は自分を伸ばしてくれる。
『「ヤミツキ」の力』廣中直行・遠藤智樹著より。
これはいったいどういうことだろうと、ちょっと気になった次第。ここではピアニストを例に出していた。1日練習をさぼったら自分にわかり、2日さぼったら批評家にわかり、3日さぼったら客にわかってしまうという。
それくらい、厳しく練習をする必要があるという意味だろう。もし、人からの評価を得ようとするなら、少々さぼっても大丈夫だった。
ところが自分自身はそれでは満足できるはずもないだろう。「やみつき」はしょせん自分の満足だという。自分がダメだと思えばダメなものだった。
写真も人がホメれくれたら、それで満足かといえば、自分ではまだまだ何かが足りないと思えば、満足感は得られないものだ。根気よくチャレンジできるのも、やはりやみつきお力なのだろう。

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リスクの少ないことばかりやっていたら、達成感がない。
『「ヤミツキ」の力』廣中直行・遠藤智樹著より。
勝負事でも仕事でもいくら勝ったとかトップをとれたからといっても、そのレベル自体がひくければ、達成感もイマイチだろう。
ゲームなら、何もヒントがないところから勝てるノウハウを見出して勝った場合と、先に攻略本を読んでから進めるのとでは、結果の充実感は異なってくるものだ。
仕事でもたんにマニュアル通りにやっているだけでは、面白味もないだろう。営業なら予算さえ達成得きれば、それで満足かといえば、やはり自分なりの力を思う存分発揮できたときだ。
営業もオリジナルなことを考えてやる場合はそれなりのリスクは伴うものだ。しかし、それを実行して思うような結果がでたときの達成感は一味違うものだ。ちょっとしたリスクは仕事でもスパイスと考えたい。


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