安易な同意で相手を認めてあげよう。

「人はホメ技で180度変わる」内藤誼人著より。
この第三章でのタイトルは“ストレートなヨイショだけが“ホメ技”ではない”となっていいる。なるほど、そこで相手の意見に同意することも含まれていたということだった。
確かに、自分の意見を言ったあとで、すぐに反論されたら相手を好きにはなれないものだろう。むしろ、すべて同意することで、ホメ言葉っぽいニュアンスが漂ってくるものだ。
あまり深く考えずに、テキトーさも大事だということだった。また、共感を示してわかったような顔をするもの効果があるようだ。
これが人間関係をうまくやっていくポイントでもあるようだ。相手が何か言ったら、「わかる!」と言えるかどうか。練習次第かも。

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賛成しつつ、自分なりの意見も付け加える。
「人はホメ技で180度変わる」内藤誼人著より。
相手の意見に同意するのはいいが、それだけだとなんとなくもの足りない。そこで、大事なのは、自分なりの意見もひと言くらいは付け加えることだった。
何でも、その通り!だと言っているだけでは使えない人間だと思われてしまう。いつでもイエスマンが評価されるわけではないだろう。
筆者は、好感を持たれつつ、デキるやつと思われる秘訣は、相手の意見に賛成しながらも、少しだけ自分の意見を述べることだった。昼飯の会話でも練習できそうだ。
一番嫌われるのは、真っ向から相手の話に反対意見を述べることだった。むしろ私がいままでやってきたのはこれだったかもしれない。考え直さねば・・・

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ホメ言葉には相手の記憶力を高める効果がある。
「人はホメ技で180度変わる」内藤誼人著より。
第四章のタイトルは、“ホメ技には魔法の力がある”となっていた。その力の一つが記憶力というものだった。でも、どうしてだろうと思ってしまう。
思い出してみれば、人にほめられたことは意外に後あとまで覚えているものだ。また、ここでは、不思議なことだがそれとは別にホメた後では記憶力も増してくるともあった。
実際の実験では、小学生に物語を読ませて、どの程度記憶できるかをテストしたのだ。すると、読書のまえにたっぷりホメておいた小学生については、記憶力が34%もアップしたという。
ふだんから、何げなくホメておけば、子どもの記憶力は増しそうだ。確かにホメてもらえると気分がよくなり、自信を持てるから、今まで出来なかったことまでできるということだろう。
ある、リトルリーグでコーチがホメて教える指導をしたところ、そのチームの勝率は52.2%だったそうだ。また逆に鬼コーチのチームの勝率は46.2%だったという。まあ、これももともと力があるかないかも考える必要があるとは思うが。

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無理矢理でもいいからホメるきっかけを増やす。
「人はホメ技で180度変わる」内藤誼人著より。
ふだん人をホメる機会がどれほどあるだろうか。そう考えれば、ほとんどないに等しい。よほど感動したりしなければ、そんな言葉は出てこない。
それでは人と同じで意味がない。だったら、ホメるタイミングを探すしかないということになる。自分でそのきっかけを作ってしまうことが最善の方法らしい。
簡単なことや課題をやってもらって、その後ホメてあげることもその一つだった。大事なのはタイミングなようだ。
難しい仕事ばかりやらせていてはホメるタイミングを失ってしまう。簡単な仕事もどう評価するかが大事なことのようだ。ホメることでよりいい仕事を気分良く寄ってもらえれば最高だろう。
ホメるチャンスを見つけられるか、またどう作っていけるか、むしろそこを積極的に考える必要がありそうだ。ホメる雰囲気づくり、状況づくりがポイントのようだ。