つん読は本を塩漬け、デッドストック化してしまう第一歩・・・

『「読む・書く・話す」を一瞬にしてモノにする技術』斉藤孝著より。
まさにその通りだと思った次第。とりあえず買ったもののまだまだ読み切れてない本も多い。本棚には入れたりしてもなかなか取りだすこともない本もある。
そうしないための方法の提案があった。それは読む条件を限定することだそうだ。時間や場所を限定するのもいいらしい。
本を読む締め切り時間を設定するというものだった。いつまでに読むという締め切りを決めてしまうといいという。一番いいのは買ったその日だった。
斉藤氏は本を買ったら喫茶店に入って即読み始めるという。そして、読書のためnお気に入りの喫茶店を持つことも提案していた。
自宅では意外に読書ははかどらない。やはり邪魔が入らない電車や喫茶店がいいのだろう。しかも大事なのが読むスピードかもしれない。リズム感がちょっとしたポイントかも。

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目次は本の「レジュメ」。
『「読む・書く・話す」を一瞬にしてモノにする技術』斉藤孝著より。
ついつい目次を見ないで本文に入ってしまうことが多い。しかし、目次には全体の流れやポイントが書かれていることが多い。
斉藤氏は、目次はその本の中身を表わすガイドマップともいう。実にわかりやすい表現だ。
本から得た情報をきっちり理解するには、目次をレジュメがわりするというのもいい方法らしい。
そして目次を参考にして、本を読むという勉強法も提案していた。筆者がやっている方法は、目次を拡大コピーして、そこに要点を書きこんでいくということだった。実に合理的でもありそうだ。

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尊敬できる「脳内スタッフ」を持つ。

『「読む・書く・話す」を一瞬にしてモノにする技術』斉藤孝著より。
いったいこれはどういうことだろうと気になった。まずは偉大な先行者を見つけることだった。そして、彼らを脳内スタッフにしてしまうということだった。
彼だったら、どう考えただろうと考えることだった。たとえば松下幸之助本田宗一郎など創業者の半生記には多くの発想のヒントが隠れているそうだ。
リスペクトできる脳内スタッフを3人くらい持てればいいようだ。筆者の場合は、文豪の他にスポーツマンや武道家など多才なジャンルから脳内スタッフを選んでいるそうだ。
彼らならどう対処しただろう、と考えるのも面白い。そうすることでものの考え方も鍛えられるという。

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道具の使いこなしも情報活用の一環だ。
『「読む・書く・話す」を一瞬にしてモノにする技術』斉藤孝著より。
情報とはいっても、それを活用できなければ意味はない。そこで大事なことは道具だった。斉藤氏はいろいろな本の中で3色ボールペンを勧めている。
それは氏が長年にわたって多くの実績を作れたから自信があるものだった。そのほか30分刻みの手帳、ドットいりのノートもいいらしい。とはいっても、それらを実際に活用できなければ意味はない。
それを持つと仕事や作業がはかどるというものもある。私の場合は、長年ゲル状インキのビールペンだった。なめらかでどんどんメモが取りやすかったからだ。
また、一筆箋も手作りでオリジナルなものほど書く気も起きる。誰もやっていないということもモチベーションには役立っていた。

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ノートをインスピレーションブックのように使いこなしている・・・
『「読む・書く・話す」を一瞬にしてモノにする技術』斉藤孝著より。
ここでの小タイトルは「アウトプット力を高めるノートの取り方」とあった。斉藤氏の半生は、いってみればノートとの付き合いの歴史だったともいう。
それだけノートは大事なものだったということだろう。常にノートは携えているという。そこには会議、講演や講義の内容など仕入れた情報も記録するが、そこには思いつきや広がった発想も書きこんでいたのだ。
これが、インスピレーションブックということだった。しかもそのノートも3色で色分けしてあるという。この一冊にどんなこともどんどん書いている様子だ。
お笑い芸人にしても、当然ながらネタ帳を持っている。思いついたアイデアはどんどん書きためておかねばならないのだ。
斉藤氏のノートも同様にネタ帳でもあったのだ。ダ・ヴィンチモーツアルトアインシュタインらは、異常なまでの「書き魔」だったそうだ。書く力とクリエイティブな発想は関係があるような気もする。