現役時代と比べて気楽なのは、予定通りに行かなくても何も困らないと

「定年力」多湖輝著より。
そのあとには次のように続いていた。「ある意味では、行きあたりばったりにやってもだれにもとがめらられることはありません」だった。
別にスケジュールにしばられることはなかったのだ。やることが決まってなくても、とりあえず手近なところから始めればよかったのだ。
ある人の例があった。それは河村幹夫さんで、『シャーロックホームズの履歴書』の著者だった。いろいろと調べていくうちに、シャーロック・ホームズの専門家になってしまったという。
何でもいいからやってみたいことを、一つ見つけたら、あれこれ考えずに“とりあえず”やってみることが意外に大切だった。すると、やりたいことが次々に見えてくるということだった。

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私たちは、定年後、裸の人間的魅力がどのくらいあるでしょうか。
「定年力」多湖輝著より。
会社生活の地位や肩書から離れた時に、どれだけ人をひきつけられるか、と言っている。会社名なしの生活でどれだけ充実していけるかが大切なことだった。
日本人ほど、会社や肩書に執着する国民はめずらしいらしい。大事なのは人間的魅力だった。純粋な個人的魅力で、人間関係をつくっていけるかを考えると不安でもある。
会社生活を失ったと考えるよりも、むしろ「捨てた」と思った方がよかったのだ。積極的な考え方こそが次へのステップとなりそうだ。
むしろ今後の肩書は、自分で作っていくことがポイントのようだ。比較的自由に生きられるという特権をどう生かしていけるかな・・・

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