「質問する」という方法から、ホメ言葉の修業を始めてみる・・・

「人はホメ技で180度変わる」内藤誼人著より。
いきなり人をほめるというのも難しいかもしれない。相手にかなり注目してないとほめることも見つからないだろう。そこで、ちょっとしたことでも質問することで、相手に関心っがあることが伝わるということだ。
たとえば、「最近、調子がいいみたいじゃない。何かやっているの?」というだけでもいいようだ。ほめ言葉をからませながら、質問するマネジャーほど、部下かrなお人気は絶大で、部下を思い通りに動かせるともいう。
いずれにしても、質問されると、案内気分がいいものだ。何か聞かれると、なんとなく自分が優位に立ったような気分にもなるし。「すごいですねえ、そんなにうまくいくコツを教えていただけませんか?」などと言われると、少しは教えてもいいかと言う気にもなるものだ。
ここでの小タイトルは、“ホメながら質問してみよ”だった。またちょっとした依頼にも、先にほめておくとすんなりいくことも多い。私の場合だが、ある家の庭先で花の写真を撮らせていただくときには、「きれいな花ですね!」と言っている。すると必ず気分良く撮らせていただけたものだ。

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ホメ言葉というものは、口に出さなければどうしようもない。
「人はホメ技で180度変わる」内藤誼人著より。
別にほめるときに限らず、どんな思いも思っているだけでは伝わるはずがない。何も言わないのとまったく同じことだ。
だからといって、当たり前のことをほめればいいというものでもなかった。どうせほめるなら、相手が感激するほどのことばでほめなければならないという。確かにそのほうが印象に残るだろう。
ちょっと大げさにほめるくらいでちょうどよかったのだ。というのも、相手は言われたことを割り引いて受け取るものだからだ。こちらが100のことをしても、してもらったことを覚えているのは40程度らしい。
たとえば、「キミの頭脳があれば、わが社の収益2割アップは確実だよ」という具合に大げさにホメちぎってあげるくらいでちょうどいいらしい。ホメ言葉の練習が必要かな。

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ホメ言葉は、その質よりも、数で勝負したほうがよい。
「人はホメ技で180度変わる」内藤誼人著より。
殺し文句のひと言ですまそうと思ってもなかなかうまくいものではないらしい。そこで、“へたな鉄砲も数撃ちゃ当たる”方式がいいという。
あまり難しく考えてもムダなことが多いのだろう。とにかく、頭に浮かんだホメ言葉をためらわずにポンポンと口にすることが賢明なようだ。
何も言わないことに比べたら、どんなことでも発言したほうが勝ちと言うことになる。ここにいい例があった。それは自動車王と言われたヘンリー・フォードだった。
彼は自動車の設計については、専門的な知識を持っていたわけではなかった。彼が知っていたのは、エンジニアたちを一生懸命にさせるホメ言葉だったのだ。ホメ王でもあったのだ。