時間で区切ることで、心理的抵抗を減らす。

「ネットアスリートの時間術」茂木健一郎著より。
これを茂木氏は「タイムプレッシャー法」と名付けていた。つまり、「この作業には必ず終わりがあるんだよ」ということを脳に教えてあげることだという。
精神的なプレッシャーではなく、時間を区切るということだった。その時間だけは集中して頑張ろうということだった。たとえば、このブログを継続するのも、その時間だけ集中すればそれでよかったのだ。だらだらと数時間も費やす必要はなかった。
茂木氏は受験勉強中のモチベーションは、「いい点を取りたい」よりも、「早く勉強を終わらせて、好きな本を読みたい」というものだったと振り返っている。
まあ、もともと頭がいいから短時間で理解も記憶もできたのであろうが。宿題を早く終わらせて友達と遊びたいというのと同じことだった。
仕事でも勉強でもサッと終わらせて、自分の本当にやりたいことに没頭するほうが幸せだろう。まただらだらと書いてしまった・・・

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たった五分間でも脳はリフレッシュできる。
「ネットアスリートの時間術」茂木健一郎著より。
脳科学者である筆者がそういうのだから間違いはないだろう。確かに同じ仕事や作業をやっていると、疲れてきて効率が悪くなるものだ。
勉強もしかりだ。課目を変えてやる方が気分が変わっていい。場所を変えるというののいいようだ。同じ机の前に座っているより、喫茶店で本を読んだ方がはかどることも多い。
変化をつけることで脳が飽きることなく仕事にも勉強にも集中できるということらしい。そのため短時間でもメリハリをつけるためには休憩時間は大切と言うことだろうな。
茂木氏も仕事で煮詰まると、パッと頭を切り替えて6分間だけ走りにいくという。その後パソコンに向かうと、それまで煮詰まっていたのがうそのように仕事がスラスラとすすむという。

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ストレスフリーになれば、免疫系が活発化する。
「ネットアスリートの時間術」茂木健一郎著より。
一番快適なのはストレスがなく生きられることだろう。あれやこれやといろいろと考えねばならないときは疲れるものだ。
仕事も必ずしも同じ事務所の中でやる必要はない。場合によってはどこでもできることもある、そのかわりいつでもどこでも仕事から離れられないということにもなる。
常にスマホを2台も持たされ、仕事がどこへでもついてくる状態では気も休まらないだろう。ストレスは百害あって一利なしだろう。
辛いとか苦しいとか愚痴を言っていると、知らず知らずのうちに免疫系の機能が低下してしまうらしい。気をつけねばな。

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「毎日のいいことだけ」に注意を向ける。
「ネットアスリートの時間術」茂木健一郎著より。
ここでは筆者は「根拠なき自信」というものを勧めていた。とはいっても、なんの努力もなしに自信はつかないだろう。そんなに世の中は甘くない。
ある程度の努力をしたうえでのことに違いない。自分なりの人とは異なった創意工夫や努力があればこそ、それなりの自信を持っていいのかもしれない。
大切なのは現実的な努力の積み重ねだった。やるべき仕事や勉強をきちんとやっているのであれば、必要以上に自信を持ってもいいという。
むしろ根拠なき不安感は絶対に持つべきではないのだ。それはマイナスの要因にしかならないからだった。気をつけよう。

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煮詰まったら文脈を変える。
「ネットアスリートの時間術」茂木健一郎著より。
ここでいきなり文脈といわれてもピンとこない。仕事を大量に抱えていて作業がはかどらないときに大事なのは、見切りの早さだという。文脈とはいろいろな変化のことのようだ。
根性でその場を乗り切るよりは、パッと違う行動に移ったほうがいいとアドバイスしている。たとえば、違う作業をする、5分間横になる、走りに行くのもありだった。
一度脳をスタートラインに立たせるということらしい。
部屋から外に出るだけでも、精神的にはだいぶ変わると言う。家や事務所から出て喫茶店に行けば、雰囲気も変わりモチベーションも上がることも多い。公園のベンチでもいいだろう。
こんな変化は脳にとって気持ちがいいことだったのだ。ストレスを自分自身でコントロールできるなら、仕事もはかどるだろうな。