いいコメントとはそれを言ったことで、そこから話が展開していくもの

「コメント力」齋藤孝著より。
筆者は大学で「コメント力」トレーニングの授業をやっているという。4人一組で、そのうちの一人が何かについて発表する。それに対して残りの3人がコメントと言っていくものだった。
やはり、コメントを意識すると、しっかり聞かなければという気にもなるだろう。ともかく話を聞いたらそれに対して、何かいい質問をしり、コメントをする義務があると徹底的に教えているという。
実に生きた授業だとも思える。コメント力があるとは、次にそこから話が発展していくようなコメントのことだそうだ。
ここでは、バカボンのパパについて述べられていたが、彼は常に変わったコメントするから、次に展開せざるをえないという。しかも、「〜なのだ」と断言しているところが面白い。
曖昧な言葉ではなく断言して、言い切ってしまうところがすごい。つまりリスクを自分で引き受けようと頑張っていることになる。面白い考え方だった。

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コメントが見つからないときは決めゼリフで逃げる。
「コメント力」齋藤孝著より。
(前日のつづき)
人の話を聞いたからと言って、必ずしもとっさにいいコメントが見つかるとは限らない。そんな時は、自分なりのリスポンス、ここでは決めゼリフがあるといいという。
バカボンのパパの場合は「よし、まかせておけ」だった。いろいろなシーンで使われているようだ。こんな生きのいいレスポンスがあれば、その場はしのげるのだろう。
斉藤氏の場合は「ファンタスティック!」という言葉で対応しているようだ。これもいろいろな意味があって、使いようがありそうだ。なんて奇妙な、とか素晴らしいという意味もあった。
日ごろから、そんな自分が使いやすい言葉を用意していおくのもよさそうだ。私は人から食べるお土産をいただいた時には「こんな美味しいものいままで食べてことない」とやや大げさに言うことにしているが。

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