心の喜怒哀楽の起伏で、どれだけバリエーションと弾力性をつけられる

「目力の鍛え方」中谷彰宏著より。
この本の表紙にはサブタイトルとして、次のようにあった。“はじめて会った人、交渉相手、恋人・・・目線ですべてが変わる”、と。ふだんあまり目力など意識したことはなかった。
表情は目に出るらしい。確かに目がキラキラと輝いているというような感じを受けることもある。また、目で元気がなさそうなことも感じられる。
すべて目力だったのだ。人に会ったときや挨拶の時に、目を合わせないとあまり感じがよくないものだ。視線を合わせるのはある程度意識する必要があるのだろう。
喜怒哀楽の表情を豊かにするには、お芝居や映画鑑賞、読書、旅行、いろいろな人に会うことが大事だと言う。それを積み重ねれば目の表情も変わるという意味らしい。
つまりいろいろと体験を豊富にすることで喜怒哀楽が豊かになるのだった。目の表情が豊かな人は、ちょっとしたことにも反応できる。

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美しいものにめぐり会うと、一見普通のものの中にも美しさを見つけることができる。
「目力の鍛え方」中谷彰宏著より。
キラキラ目になるためには、美しいものをたくさん見ることを提案していた。見るだけではなく、音楽、物語、映画なども含まれていた。
ここのタイトルのフレーズにもあるように、普通のものの中でも見方によっては、美しいものは本当に多く見つけられるものだ。
たとえば、身近にある植物などはそのいい例かもしれない。ふだんなら通り過ぎてしまうようなものでも、じっくりと眺めると意外な発見もある。
とくに、肉眼では見えなかった部分もカメラのレンズを通すことできれいに見えることもある。また、野鳥も近くではその羽の模様も見えないがズームすることで驚くほどきれいだと気がつくものだ。
すると素直に感動を覚える。それでかなり得した気分にもなってくる。やはり自然のリアルな美しさにより多く触れたいものだ。

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目の輝きが、チャンスをつかむ。
「目力の鍛え方」中谷彰宏著より。
これは何となく理解できそうだ。というのも、目の輝きが感じられない人に仕事を任せようとは思わないからだ。
とくにサービスマンや営業マンなら、目の輝きがなによりも大事だろう。本当の笑顔なら目も輝いているはずだ。単につくり笑顔では人には気持ちが伝わらないだろう。
あまり意識したことはなかったが、歳をとると、目が乾きやすいのか、輝きがなくなるらしい。そんな時は目薬を一滴さすといいらしい。
いずれにしても、パソコンを使用したりや本を読めば目が疲れるので、眼薬は必需品になっている。チャンスを逃さないためにも目は輝かせておきたいものだ。

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挨拶は、口ではなく、目で伝わる。
「目力の鍛え方」中谷彰宏著より。
ついつい声だけ挨拶して、目がついていかないことがあったりするものだ。だから、このフレーズは肝に銘じておきたいものだ。
しばしば、帰りがけに「お疲れさまでした」という声が聞こえても、ぜんぜん人を見てない人もいるが、実に感じがよくないものだ。
むしろ、声よりも目を重視したほうがいいらしい。それでもちゃんと伝わるようだ。一流のホテルでは、何も言わなくても、目だけでちゃんと「いらっしゃいませ、○○様」が伝えられるという。
口で言葉を発することで、挨拶したつもりになっていないか、反省してみる必要がありそうだ。この「つもり」が危険なことだと筆者はいう。

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挨拶で相手の印象に一番残るのは、目・・・
「目力の鍛え方」中谷彰宏著より。
確かにそうかもしれないと思える。目力が弱いと、挨拶したあとに目がそれてしまうのだった。挨拶しても、また目が戻らなければいけなかったのだ。
やはり相手の目がそれていると、印象は悪いものだ。また印象が悪くなるものに、全員にまとめて挨拶することも入っていた。
みんなまとめて言われても嬉しくもなんともない。やはり一人ひとりに向かって挨拶してもらったほうが気持ちがいいものだ。
目線を合わせることは大事なことだった。挨拶する際に、目線を合わせない人はいい加減な挨拶をしていると思われてもしょうがないだろう。

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最も効果的な微笑みは、相手の目を見てする微笑みだった。
「目力の鍛え方」中谷彰宏著より。

相手に好感を持ってもらうためには、微笑みかけることは大切なことだった。しかし、それをできるだけ継続することはさらに大事なことのようだ。
つくった微笑みを誰にプレゼントするかは、目が決めるという。これ自体がコピーにも思えてくる。
大事なことは相手の目を見ることだった。笑顔をつくる前にまず、相手の視線をとらえることだった。
しばしば人が話しているのを眺めていると、笑顔がとけていく瞬間を見てしまうことがある。なんだか冷たいものを感じてしまう。
やはり笑顔はできるだけ継続して投げかけたいものだ。それで本当の笑顔になって相手に伝わるのだろうと思える。