自発的に何かをしてあげることは、相手に好かれるときにも必要・・・

「感動させる技術」内藤誼人著より。
組織のなかで、上司などから指示されてからでないと、動かない人が増えているようだ。こんな指示待ち族などと呼ばれる人も多いという。
そんな状態では決して人を感動させることなど不可能だろう。それよりむしろ自発的にいいと思うことを率先してやるほうが、相手に好印象を与えることは言うまでもない。
どれくらい普段から、言われなくてもやるという習慣を身につけているだろうか。もし営業に携わる人なら、いちいち人の指示など待っていたら出遅れてしまうだろう。
相手が何を欲しているかを先回りして、情報でもモノでも提供できなければ感動させることはできないだろう。先を読む力=察する力とも言えそうだ。

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勇気なんて必要ないから、練習してみよう。
「感動させる技術」内藤誼人著より。
しばしば、励ましの言葉で「勇気を出してやろう」などということを聞くが、できないと思っていることは、無理なことがほとんどだ。
筆者は、むしろ練習こそが大事だという。できない相手に向かって、頑張ってとか勇気を出して、というアドバイスはムダなことが多いらしい。
それはあまりにも漠然とした言葉でもありそうだ。必要なのは、もっと具体的なことで、それは練習ということだった。
人から言われたことを練習しても、それだけでは十分とは思えないしモチベーションンも劣る。むしろその練習も自発的に創意工夫できるようになれば、なおいいのだろうと思える。

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イヤなことがあったときには、たくさんの可能性を考える。
「感動させる技術」内藤誼人著より。
困っているときには、ほとんどの人はまわりが見えにくくなっているものだ。だから、ほかにもいろいろな可能性や選択肢があることにも気づけなくなっている。
しかし、ちょっと視点を変えてみると、意外な解決方法も見つかることもある。第一志望の大学に落ちたら、それ以外のことはもう諦めてしまうこともあるかもしれない。
しかし、第二志望の大学でも別の可能性が見つかることもあるだろう。入ってしまえば、そこには結構自分に合った環境だったりもするかもしれない。
世の中には、無数の可能性があると筆者は述べていたがまさにその通りだろう。時には落ち込むこともあるだろうが、可能性はまだほかにもあると考えれば前向きにもなれそうだ。