一生懸命遊んでいない人には、成功する新しいビジネスモデルは見つか

「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
これは第4章の「仕事道楽をしよう」というなかにあったものだった。しかも、成功するビジネスモデルは、ビジネスの中にはない、という。むしろそれを見つけようと思うなら遊びの中だったのだ。
仕事のことばかり考えていたら行き詰ってしまう。遊びの中にはいろいろなヒントが隠されているようだ。快適なオフの過ごし方の中に、これからのビジネスチャンスが生まれるようだ。
仕事の中から生まれる発想と、遊びの中から生まれる発想とでは180度違うようだ。今までそんなことさえ考えたことはなかった。そういえば、ゲームソフト、マンガ、アニメ、お笑い・・・それらは、いくら仕事の現場で考えてもユニークな発想は思い浮かばないかもしれない。
どれだけ楽しく時間を過ごしたかのほうが有益そうだ。ただし、ここでのポイントは遊びにしても、“一生懸命”といところだろう。いい加減な遊びでは発想もないのだろう。またここでの結論は「ビジネスのヒントを、遊びの中に見つけよう」とあった。

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「体験」が、「財産」や「才能」になる。
「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
道楽の時代は、体験が最も重要な価値になるらしい。ここで一つの例をあげていた。それは豆腐だった。京都にお寺の隣にある日本家屋の中で湯豆腐を食べに行く人が多いらしい。それは京都体験があるからいいのだった。
豆腐自体の原価は安いものだが、この京都での体験に対してお金を払っていいたのだ。いくら高級な素材でもダメだったのだ。たかが豆腐でお客は満足しないと思ったら、もうその時点でその企画は生まれない。それがイケルと思えるのは、何度も京都に足を運んでいるからだった。
お金で貯金を残すより、自分の体験として残すことが、将来への先行投資となるようだ。なんでもあの時の体験が生きていると思えることは多い。後から考えると当時いくら払ったかななどは思いだせない。でも、その体験があったからこそ、今のプラスになっていることも多い。
中谷氏は面白いことをいっていた。銀行にたくさん預金が残っているということは、それだけ遊びの努力が足りなかったという結果だという。また遊びのサボリの結果だという表現も面白い。結論は、(お金よりも)体験を貯金しよう、となっていた。

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仕事でも遊びでも、好きなことをすれば、前へ進める。
「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
逆に好きでもないことをしている時は、ぢごとでも後退だという。つまりいやいや義務感でやっているうちはあまり身につくことはない、ということだろう。
ポイントは、やっていることが好きか嫌いかであった。とくにこれからの時代は、好きなことをしたら、前へ進めるという。ゲームでも好きが高じれば、それで仕事になってしまう人もいるのだろう。
スポーツも好きであればどんな苦労も乗り越えられて、プロとしてやっていけるかもしれない。少しでも義務感を感じたら、長年にわたって継続していい結果を残すことはできないだろう。
たんに生活のためだから仕方なくやっているだけなら、時間ももったいないとも思えてくる。好きなことなら工夫も、努力もできるだろう。何が好きなのかは自分以外の他の人には見えないもので理解もできないだろう。

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「この人は、人生を楽しんでいるな」とうらやましがられよう。
「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
時どきあの人は、好きなことだけやって成功していいな、と思うことはある。プロスポーツ選手など見ているとそんな感じもする。
しかし、その人は長年にわたってそれに集中して世間的な評価を受けたのだから当然だろう。人は楽しそうな人生を送っている人のまわりに集まってくるという。
それは逆のことを考えてもわかる。つらそうな日々を送っている人にはあまり会いたいとは思わないものだ。こちらまで辛くなりそうだし。
何時だったか会社の先輩から、定年後のほうが現役時代より何倍も充実した時間を過ごしていると言われたことがある。そういう人には魅力を感じるものだ。まあ、本当にフレーズのような人生を過ごせたら、最高だろうな・・・