道楽は、好きなモノとのケンカである。

「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
ケンカというとあまりピンとこないが、つまり闘うことだという意味のようだった。人生はいずれにしても闘わなくてはならないと中谷氏は考えていた。
闘うとは、仕事を継続していくことでもあった。また、趣味などを楽しめるかどうかも闘いのうちに入っているようだ。
だから、どうせなら好きなことで闘っていったほうがいい時間を過ごせることになる。仕事だからしょうがなくてやっているうちは、ハッピーとは言えそうもない。
好きなことなら、勝っても負けてもハッピーになれるという。これが道楽らしい。嫌いなものと闘っても、失敗率が高くなってしまうらしい。しかし、好きなものなら全力でできるから勝てる確率も高くなるのだった。
ここでの結論は「どうぜなら、好きなモノと闘おう」となっていた。しかも、好きなモノがいくつもあれば、それだけハッピーな人生を送れることになるのだろう。

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与えられた条件を利用しながら、プラスアルファの要素を加えること。
「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
ここでのタイトルは、なんと!“フグをもらったら、雑炊までつくる”となっていた。筆者がフグチリセットをいただいたとき、それを利用して雑炊まで作ろうと思ったという。
もともとの目的のものだけでなく、それ以外にどんなものが可能だろうか、と想像してみることは、一種の遊びで、道楽でもあった。つまり、与えられた条件からどれだけプラスアルファのことができるかということだった。
さらに食器にもこだわってみれるとなお面白いようだ。いくつかの要素を加えるだけで楽しめる範囲も広がりそうだ。
仕事でも、外出する機会があるなら、その途中で風景や店舗を眺めてみるということも面白い。街路樹や公園の植物も観察できる。また、それが新鮮な雑談のネタともなりうるのだ。
本来の目的だけで時間を費やしてしまうのはもったいないとも思える。やはりプラスアルファを常に考えるだけの余裕を持ちたいものだな。

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あらゆる努力は、ノウハウの蓄積のためにある。
「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
何かを始める時にとにかくある程度の準備は必要だが、そればかりに時間を費やしてしまうと、経験がおろそかになりそうだ。
ガマンしながらの準備は、なんの蓄積にもならないという。成功している人は、日々やっていることが全部蓄積になっているようだ。
蓄積は実際には目にも見えないから、どれだけ進んだのかは分かりにくい。実際、それは紙を一枚一枚重ねていく努力のことだという。その時には見えないが、時間が経過すれば、かなりの厚みになっていることが分かるものだ。
たとえば、毎日400字の日記を1年間続ければ、365枚にもなってしまう。原稿用紙365枚は本1冊分に相当する。やはり日々のちょっとした努力はあなどれない。
好きなことで、そんな繰り返しができればそれなりにノウハウも蓄積できそうだ。それもどれだけ意識して努力できるかによってだろう。単に惰性でやっているだけではノウハウもつかめないだろうな。

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ガマンを努力と勘違いしない。
「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
ここでのタイトルは“道楽とは、今という時間を有効に楽しむことである”となっていた。仕事も道楽化して楽しんだほうが成果があがると思える。これは私自身の経験からも言える。
つまらないと思った仕事で成果をあげられるとは、決して思えない。その仕事をどれだけ好きになって取り組めるかどうかが、結果にも表れるはずだ。
好きなことなら創意工夫も、努力もできる。なにより前向きになれることが第一だろう。逆にそこで、ガマン=努力を続けると、努力=嫌いになってしまうともいう。
努力することが楽しくなって、笑えるくらいになればベストなのだろう。ここでの最後のセンテンスには、「正しい努力とは、好きなことをやって、今楽しみながら稼ぐこと」とあった。これは筆者自身の経験から強く言えるのだろう。