あまり急ピッチで内容をインプットすると、「脳内化学反応」が起きに

「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
読書をすると、文字を通して脳に情報が送り込まれる、と松山氏は語っていた。なんだか難しい表現のようだが、当たり前のことを語っているのだろう。
すると、その情報で自分や著者との対話が始まるのだった。読むことで忘れていたことも思い出すことはある。思考が広がっていくことを実感することもある。
そこで、なにかアイデアが生まれればしめたものだろう。だから、考えるためにはあまり急いで読まない方がいいらしい。ゆっくり落ち着いて読むほうがアイデアも湧きやすいようだ。
松山氏は、次のようにも語っていた。「本は単に情報をインプットするだけでなく、思考するための知的フィールド」だと。実にカッコイイ表現に思えた次第だ。

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テレビから流れてくる映像は、活字に比べて「脳内化学反応」が起きにくい・・・
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
映像は確かに情報を分かりやすく具体的に伝えるものだ。実にストレートに視聴者に伝わる。人の話を聞くより簡単でもある。
しかし、その反面、ゆっくり思考する時間を奪われてしまうと筆者は考えていたのだ。テレビの画像転換は実に早い、考える暇も与えてくれない。まったく相手のペースで進んでしまう。
一方、本や雑誌なら自分のペースで読み進められる。分からないところは戻ることもできる。テレビニュースでも次々と新しい情報を流してくる。数秒前のことすら思い出せないほどだ。
映像はコントロールしにくい情報で、本、雑誌などの活字媒体は受け手がコントロールしやすいものだった。だから筆者は、読書を通じて脳内化学反応を起こして、どんどん思考を広げていこうと提案している。

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必要でない「必欲品」に使うことで、心が癒される。
「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
欲しいものには、「必需品」と「必欲品」があるという。後者は始めて聞く言葉だから、筆者の造語であろう。これはただ欲しいだけで、生活には関係ないこのだった。
この必欲品にお金を使えば、より癒しの効果が得られるという。必需品は確かにそれがどうしても必要だから買わねばならないものだ。機能が同じなら、安くてもいいものだ。
お香や香水などはなくてもいいものだ。だから自分の好みにあったものを買うだろう。メガネは見えればいいだけのもだが、オシャレなものにしようと思えば必欲品に変わるものだ。
メガネも2つ、3つと似たものが増えれば、道楽に近くなる、バッグもたくさん持っていて時と場所によって変えているなら道楽に近い。贅沢でもあるが、それが心の豊かさにもつながるらしい。そんなもので心が癒されるならいいことなのだろう。

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「道楽」という言葉を肯定的にとらえるか、否定的にとらえるか・・・
「人生の億万長者になろう」中谷彰宏著より。
この考え方で、生き方も変わってくるという。これは筆者の経験から出た言葉なのだろう。道楽を否定する人は、自分がガマンしながら何かをやっている人だという。
「道楽」という言葉をネガティブにとらえる人は、豊かな暮らしをしてない人らしい。あまりそういうことを考えたこともない人がほとんどではないだろうか。
豊かな暮らしは、収入が多いか少ないかではないという。その範囲内で楽しんでいるかどうかの方が大事なことなのだろう。
誰かの犠牲になっているというような、恩着せがましいことは言わない方がいいようだ。本当に好きなことを見つけて打ち込んでいられたらいい人生なのだろう。