あなたは人前でバカになることができるだろうか?

「10年後を後悔しない君へ」藤巻幸夫著より。
バカになるっているのは、ある意味勇気がいることにも思える。まずは、恥ずかしいとおもったり、プライドがじゃましてしまうからだ。
人がバカをやっているのを見ると、よくあんなことができるものだ、と感心してしまうことがある。恥ずかしさなど感じさせないところがすごい。
むしろ、利口だからこそバカができるとも言えそうだ。筆者はそれを高度な芸当だともいう。おもしろい話をしたり、一芸ができればその場は盛り上がる。
それが率先してできるかどうかだ。仕事でも、バカになれるほどのことができれば、きっと周囲も相手も喜んでくれることだろう。バカになるチャンスってどれほどあるだろうか・・・

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そのとき話せる旬のネタは、あなたの心強い武器になる。
「10年後を後悔しない君へ」藤巻幸夫著より。
たとえば、それらは街に新しくできたお店、話題になっている本や映画、ニュース、開催中のイベントなど、いま流行っているものなどだった。
ちょっとしたことも知っているだけで、コミュニケーションのネタになるものだ。誰もが知っていることより、さらに深く知っているとなおよいのだろう。
会うたびに新しい、おもしろいネタを出せるようになればしめたものだ。人とは違っているということを印象づけられるはずだ。
話題が豊富だということは魅力的でもある。誰でも、人をワクワクさせてくれる人と一緒に仕事をしたいものだ。どれだけワクワク感を与えられるかを念頭におくのも有益そうだ。
いろいろなものに対して、ミーハーになるのはいいことだとも思えてくる。どんなくだらない情報も、知らないより知っていたほうが、自分も楽しめそうだ。


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オリジナリティーは、無駄な時間、無駄な経験からしか作られない。
「10年後を後悔しない君へ」藤巻幸夫著より。
これは、なんとなく同感って感じがしたな。自分自身もかなり無駄なことをして時間を費やしてきたことを実感しているからだ。
しかし、そのおかげで、人がやらない方法で、お客さまとのコミュニケーションを図れたと思えるからだ。また、実際に何を話題にしてきたかもウェブ上に残せているのもよかった。
普通なら、仕事はその時間だけ過ごして給料をもらえば、それでいいのかもしれない。でも、私はそれでは過ごした時間がもったいないと考えていた。
そこで、具体的なモノとして残したいと思って、オリジナルな粗品を作ったりしたものだった。それらは実際に使えるものやおもしろいと思えるもの(文房具など)に限定していた。
実際、営業の現場でそこまでやる人間は少なくとも同僚にはいなかった。だから、自分のオリジナルで仕事ができたと今でも思っている。ちょっとした工夫をすることが自分でも楽しかったのだ。
必要に迫られてまじめにやっているうちは、視野が狭くなっているので、とてもオリジナルなことをやろうなんていう余裕はないだろうな。ある意味横道にそれたり、道草もいものだ。

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強い意志で快楽的に時間を使える人こそ、おもしろいアイデアや結果を出せる。
「10年後を後悔しない君へ」藤巻幸夫著より。
楽しい時間を過ごしたからこそ、いいアイデアも生まれるということだろう。アイデアは遊ばなければ出てこないともよくいわれる。単に机の前に座っているより、街中を歩いていたほうがよさそうだ。
ここで、大事なのは「強い意志を持っていること」が大事なのだろう。ある意味頑固ともいえそうだ。一本筋が通っているのだろう。だからこそ仕事でも結果が出せるのだ。
仕事を単に数字を達成するためばかりだと考えているうちは、あまり仕事も楽しめないだろう。おもしろいと思ったことに思いきり時間を使ってこそ、結果も望めるとも言えそうだ。

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反省はしても後悔はしない。
「10年後を後悔しない君へ」藤巻幸夫著より。
筆者の藤巻氏は失敗もしたり、無理がたたって体を壊したこともあるという。しかし、それで後悔はしていないという。それは自分が覚悟を持って下した結果だったからだそうだ。
つまり、自分が納得できるだけの準備をしたなら、後悔はないのだろう。むしと後悔は、準備不足、段取りがうまくいかなった時だろう。
氏は窮地に陥った時には、「まあいいや、別に死ぬわけじゃないし」と考えたそうだ。私もたまに似たようなことを思って自分を納得させることもある。
「命までは取られやしない」と先輩に教わったこともある。ものは考え方次第で楽になることも多い。藤巻氏は反省は10分と決めているらしい。常に前向きなのは素晴らしい。

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「ま、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」
朝日新聞2014年2月19日付け別刷り特集より。
人生充実の「Re ライフ」という特集記事で、「競争はもう卒業 団塊世代よ、楽しもう」というタイトルで漫画家の弘兼憲史さんが好きな言葉としてあげたのが上記の3つだった。
私は団塊よりあとの世代だが、ほとんど同じような立場だと思えたから共感できる。シニアライフを生きるキーワードもいえそうだ。「ま、いいか」は問題に直面した時に受け入れるようにしているらしい。
「それがどうした」はいい意味での居直りだという。そして、「人それぞれ」と自分の身の丈にあった生活を送ればいいという。これがうまくできればいいのだが。
また、他人と競わない、比較しないというのも大前提でもあった。現役時代は、それなりに営業の数字に向かって目標を達成しなければならなかった。しかし、今はもっと自分らしく時間を過ごすべきだろうな。

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