本は「時間の圧縮機」。

「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
本にはその著者の長年かかって得た経験や知識、知恵が凝縮して詰まっているものだというが、確かにそれは同感だ。著者の思考が詰まっているというのも頷ける。
そして、読み手からすれば、そんな著者の人生を数時間で疑似体験できることになる。考えてみれば、それはかなりの時間の節約でもある。
たったの数時間でノウハウを知ることができるなんて、すごいことだとおも思える。しかも、その本に没頭しているときは楽しい時でもある。
振り返ってみれば、自分一人の経験や体験などたかが知れている。自分が経験していないことは何も分からないと言ってもいいだろう。しかし本は様々なことを教えてくれありがたい。

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人生を変えるスイートスポット。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
スイートスポットということばには、何か得したような雰囲気が漂っている。また、それはどんなところだろうかと気にかかる。
その部分とは、「早起き」×「読書」×「伝える」の3つが重なり合う中心部分のことだと松山氏はいう。どれ一つが欠けてもダメなのだろう。
同時に3つやるからこそ生まれる部分でもあったのだ。しかも、筆者はそれで人生が好転し始めたというから説得力がある。
ここでのポイントは、「伝える」だろう。読書までは誰でもするが、それをどうアウトプットするかが問題だとも思える。
自分の頭で考えて発信していくというのは、実にエキサイティングなことでもありそうだ。主人公は常に自分だからだ。人にはまねのできないことをやるって素晴らしい。

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「伝える」ことは、やめられないほど楽しい。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。

これは経験した人でなければ分からないことだろう。どんなものでも自力で考え提示したものが、それなりに評価されれば、嬉しいのは当然だ。
その嬉しさが、継続の原動力とも言えるのではないだろうか。松山氏は読んだ本の感想、書評をもう何十年と継続している。かつて私も読んだことはあるが、わかりやすい。
ちょっと驚くのは通勤の往復だけで1冊読んでしまうということだった。かなり没頭してしまうのだろう。私などなかなか電車内でずっとは読んでいられない。眠気が勝ってしまう。
いずれにしても、読んだままだと内容はすぐに忘れてしまう。だから、それを人に伝えることに重点を置くことで、三日坊主で終わらなかったようだ。
結果的にはそれなりの反応があるから、よかったのだろう。単に自分だけのためだけだったら面白味もない。人も自分もハッピーになれるっていうことも素晴らしい。

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純粋な「誰かのため」が継続のカギ。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
最近、何かを継続してできるっていうことは、楽しいと思えるようになってきた。それは、それをやることで何らかの反応があったりするからでもある。
ブログやフェイスブックもそれを見てくれる人がいなければおもしろくも感じない。少しでも交流があれば、継続しようとも思うものだ。
かつて、A4一枚のかわら版を月に1〜2回書いていたこともあったが、それも読んでくれる人がいたから12年間も継続できたのだ。その後、仕事の関係で手渡す必要もなくなったので辞めてしまった。
自分のためだけにがんばろうと思ってもなかなか継続はできないものだ。しかし、それをすることで誰がが喜んでくれるとか、サプライズしようと思えばやる気も起きてくるものだな。